2015年5月19日火曜日

人を見る目

人、モノ、お金、情報。

よくビジネスや企業を構成する4つの要素と言われているものです。

おもしろいもので、世の中を見ると。
人、モノ、お金、情報の順番でなく、情報、お金、モノ、人の順番で。

業界や地域や国や人種などの境界線を越えて。
より広く、より遠くとやりとりができることになっています。

それは別に、今のインターネットやスマホといった技術が出来たからでなく。

まだ海外へ行ける人も数少なく、輸入品は高額な高級品で手に入りづらく。
1ドル=360円のように、お金のレートも固定化されて自由にならなかった時代。

こんな時代でも、テレビではオリンピック中継や大統領暗殺事件といった情報が。
リアルタイムや短期間のうちに、ほとんどんの家のお茶の間へ配信されていました。

一方で。人が一番初めにあるのは、モノも金も情報も。
すべて人が生み出して、人から人へ広げてきたからでしょう。

最初はモノ、原始時代には動物の骨で作った釣り針や矢と弓やオノだったかもしれませんが。
これら道具や製品を生み出して、人から人へ最初はモノとモノの交換で広げていきました。

次にお金を生み出して、人から人へモノとお金の交換を広げて。
やがて株や為替や利息など、お金がお金を生み出すしくみを作って。

人から人へお金とお金の直接交換も始まり、かわら版や新聞や本など。
情報がお金になるしくみも生み出して、ドンドンとお金と情報の交換が急拡大。

今やブログや投稿でお金を稼いだり、情報起業家やノウハウ販売で稼いだりなど。
モノとお金を交換するより、情報とお金を交換するほうがお金になる時代となりました。

これらすべてが、人が考えて作ったビジネスや経済の流れです。

このようなことから考えても、ビジネスや企業を構成する4つの要素の中で。
基礎となるのが人であり、人を見て商売する、企業は人なりという言葉があるように。

人と人とのつながりや人脈が、ビジネスや会社の基礎を作っているともいえます。

すると。2代目経営者の中に少なくないのは、人と人とのつながりや人脈を。

「アイツは、先代(親)から引き継いだ人脈で商売ができてうらやましい!」
「金持ちや富裕層と人脈があればなぁ~!もっと稼げるのになぁ~!」
「あの会社は政治家や大会社の役員とつながって、オイシイ商売をしている!」

などなど。利害関係やお金の大小とか、自分より上位の地位にいるとか。
何かしらの権力があるとか、このような視点だけでとらえている人たちです。

彼らの特徴は、自分より地位や権限がない人たちには冷たくて。
社員や自分がお客としていくお店、たとえば飲食店や小売のお店などで働く人には。

上から目線でモノを言ったり、極端な場合は何をしても許されると思ったり。
パワハラやセクハラ、男性だと女性関係のトラブルに発展するなどもあって。

ビジネスや私生活に悪影響が出た話も、しばしば耳にします。

もちろん、私たちは経営者であってビジネスパーソンですから。
ボランティアで、人と人とのつながりや人脈を大切にしろ!とは言いません。

ただ、人と人とのつながりや人脈をつくり広げる「人を見る目」として。
利害や地位や権力ではなく、自分ができないこと、知らないこと、苦手なことを。

できる人、知っている人、得意とする人、という視点をもつことで。
本当の意味で大切な人と人とのつながりや人脈ができると思うのです。

この考えでいけば、たとえば社員は「自分一人ではできないこと」をカバーしている人。
先代からの古参幹部も「自分の苦手なこと」や「気づかない点」を教えてくれる人。

サービス業や小売業の店員さんも、自分にはできない「笑顔で接客」に取り組んでいる人。
飲み屋さんで働く女性も、自分にはできない「酔っ払ったオッサンの相手」をしてくれる人など。

このように見ることができるのではないでしょうか。

その結果として、利害やお金に関係なく「真に大切な情報」を手に入れたり。
自分自身の発想や価値観が広がったり、精神的な成長もできたりするとも思うのです。

だからといって。当然ですが、誰とでもつながりを広げればいいものじゃありません。
また自分は利害やお金に関係がないと考えても、相手は利害やお金の場合もあります。

これらの点を含めて、経営者やリーダーという立場の人は。
多面的に「人を見る目」を養うこと、そして「人を見抜く力」をつけることが重要ですが。

特に2代目経営者が、先代から引き継いだ会社の経営に行き詰まる最大の原因は。
会社の内外での人の問題であって、この「人を見る目」がなかったことが多いと思われます。

お互い、ぜひ気をつけたいですね。

ではでは。また。

2015年5月13日水曜日

企業、変わるためには

前回お話したように日本全体で、根本的に。
これまでの護送船団方式からの脱皮が迫られています。

その流れの中で、地方経済は衰退。
そのため、地方を拠点とする中小企業は大きな変革をしなければ。

変わらなければ生き残れない、きびしい経営環境に突入します。

すると。

「そんなこと言っても昔から、変わらないと生き残れない!と言われて変わって来たよ!」

「そうそう!バブルの崩壊も、失われた20年も乗り越えて来たから!どうにかなるわ!」

「ウチはお客さんの言葉によく耳を傾けて、ドンドン商品構成を変えているから大丈夫!」

などなど。このような声も聞こえてきそうですが、これまでと今後の経営環境がちがう点を。
商品やサービスの改革や開発、またマーケティング(集客)の視点から説明したいと思います。

戦後の焼け野原、1945年から1960年代末にかけて。
モノを作れば、商品を製造すれば売れる時代がありました。

この頃はモノ不足であり、消費意欲も高く、いわゆるプロダクトアウトといわれて。
良いものを作れば売れる!という、企業が主体で発想する商品開発の時代でした。

やがて1970年代から、モノが満ち足りて、やがてモノがあふれる時代となって。
1990年前後、あのバブルの崩壊により、良いものを作れば売れる時代も吹き飛びます。

そして失われた20年とか25年とか言われる、1990年前後から近年まで。
デフレ不況と言われましたが、一方でお客さんや市場の要望から商品をつくる時代へ。

マーケットイン、お客さんや市場を主体に発想した商品なら売れるようになりました。

実は。ご存じの方もおられるでしょうが、マーケティングや市場の分析や予測とか。
企業の盛衰期の研究や予測に用いられる「成長曲線の法則」というものがあります。

それは初期の黎明(れいめい)期、中期の成長期、後期の低迷(成熟)期が。
ほぼ同じ間隔、年月によって変化していくという考え方です。

この観点からすれば、黎明期から成長期に至るまで。
戦後1945年から1960年代末、約20数年がかかって。

次に成長期から低迷(成熟)期に至るまで。
1970年から1990年前後、同じく約20数年がかかっていることがわかります。

そして1990年前後から約20数年後。

そう。この法則から考えれば、2015年前後までが低迷(成熟)期にあたって。
いよいよ今、次の黎明期、新しい時代が幕開けする時が来ていると予測できるのです。

では企業が主導する商品開発から、市場が主導する商品開発の時代を経て。
次は、どのような商品開発やマーケティングの流れになると考えられるのでしょうか。

一言でいえば、企業主導と市場主導のハイブリッド。
プロダクトアウトとマーケットインの融合になると思われます。

別の言い方をすれば、先日もこの場でお伝えした話。
市場から商品をつくるのでなく、商品が市場を生み出す時代。

言いかえれば、企業主導のプロダクトアウトで生まれた商品やサービスが。
新たな市場主導のマーケットインを生み出すという時代となるのです。

というのも。黎明期は、一部の新しいものや珍しいもの好きや好奇心旺盛な人たち。
マーケティング用語でいうイノベーター(革新者)が、市場をリードする時代だからです。

企業も革新の時代であり、戦後の黎明期には数多くの日本を代表する会社が。
革新的な経営者のもと、次々と生まれていったのは、今さら説明する必要もないでしょう。

たった一人のイノベーターが、スマホやインターネットで発信することで。
社会に大きな流れを生む時代、いいね!が集まって一気に行列ができる店となる時代。

戦後の時なら空想の産物、おとぎ話やSF小説の世界が現実となって。
コンピュータというものが生まれて、会社はおろか、家庭でも、一人に一台となって。

今やスマホやタブレットなど、時間と場所を選ぶ必要もなく。
モノすごいスピードと範囲で、イノベーターが生まれ育つ環境があります。

ではこのような時代、後にネオ・黎明期と呼ばれるであろう今後の約20数年間の日本で。
国内市場を主体とする私たち中小企業経営者、特に地方に拠点を置く若い2代目経営者は。

ネオ・黎明期を乗り越えるために、どのようにして新しい発想やアイデアに基づいて。
先代から引き継いだ商品やサービスを変えていけばよいのでしょうか。

もちろん、地域性や業界の特性、また自社のポジションや市場動向など。
100社いれば、100通りの経営環境がありますので、一概には言えませんが。

大原則ともいえる、新しい発想やアイデアのためのヒントがあります。

それは、ズバリ!

2つ以上の異なったものを組み合わせる!

という考え方です。

アメリカでは「アイデアを出そうよ!」と言うと。
相手から「お前の言うアイデアって何?」と返されるといいます。

そこでアイデアの定義として「2つ以上の異なったものを組み合わせる」と。
このような説明がされて、はじめて議論が始まるのだそうです。

なるほど。

たとえば、携帯電話にカメラといった異なった機能とか。
ガソリンエンジンに電気といった異なったシステムとか。
平安時代の町屋を改装したレストランといった異なった時代とか。

商品が市場を生み出した事例は、異なった2つ以上のものを組み合わせています。

また別の角度から考えれば、業界や自分が「あり得んでしょう!」という組み合わせ。
たとえば、高級食材による一流のシェフの料理が格安で食べられる「俺のイタリアン」とか。

このような異なった発想の組み合わせ、異業種のしくみとの組み合わせもあります。

まさにイノベーター、革新的アイデアやしくみが新たな市場を生んだわけです。

あなたが持つ、今の商品、サービスをこのような切り口で様々なものとくっつけてみる。

連休で十分に休養をとり、まだスッキリしている頭でも。
連休ボケでボーっとした頭も、もう直った頃でしょうから。

今週末あたり、じっくり腰をすえてアイデアを考えるのもイイかもしれませんね。

ではでは。また。

2015年5月8日金曜日

日本、護送船団方式からの脱皮へ

新聞やテレビのニュースで、商工会議所や同業者の集まりで。
はたまた先月、全国各地で行なわれていた地方選挙で。

さらに、社内でも。
場合によれば、ご家庭でも(笑)。

「今の年金制度は、構造から変えなければ維持できません!」

「この町を衰退させないためにも、商売のしくみを変えましょう!」

「XXノミクス効果で、私たちの地域もこれからドンドン変わります!」

「おい、あの商品のレイアウトは変えた方が効果的じゃないか?」

「結婚したトタンに男は変わるっていうけど、ウチはホントにそうよ!」

などなど。

必ずどこかで、また毎日のように。

変わる、変える、変わらなければ、変わる時、変えれば。
また改革とか変革など、変わる、という言葉をよく耳にすると思います。

昔、二十数年前ですが。
ある経済評論家の講演会で。

「変わらない、というのは、10年前、1年前、1ヶ月前、1週間前、昨日と比べて、
今日もまた、同じことを繰り返していること、同じ状況や状態にあることを意味しています」

「その点、日本では相変わらずの護送船団方式で、変わっていない業界が3つあります」

「それは金融業界、建築業界、そして政治業界です!」

という話を聞きました。

ウィキペデイアによれば、護送船団方式とは。

『船団の中で最も速度の遅い船に速度を合わせて、
全体が統制を確保しつつ進んでいくことになぞらえて、
日本の特定の業界において経営体力・競争力に最も欠ける事業者(企業)が、
落伍することなく存続していけるよう、
行政官庁がその許認可権限などを駆使して業界全体をコントロールしていくこと』

となっていますが、現状を見ますと。

もともと金融業界は、護送船団方式の語源となっていたような業界ですが。
平成に入ってから「金融ビッグバン」という大改革を受けて、かなり変わって来ています。

また建築業界は「某政権時のおバカな担当大臣」の政策や20年来の建設不況で。
業界を取り巻く環境が大きく変わり、地方を中心にかなりの数の業者が淘汰されてきました。

そして、最後に政治業界ですが・・・。

先の地方選挙では、数多くの選挙区で候補者がいないほど衰退してきた一方で。
中央の政治業界は10年前どころか戦後70年の間、相変わらずのままのように見えます。

そして今、日本は変わらないと経済が崩壊する、変わらなければいけないと言われて。
社会構造や税制や財政の改革、経済構造や規制緩和などの変革が叫ばれていますが。

まさに本腰を入れて、日本全体が護送船団方式から脱皮を目指す時代になったと思います。

政治的には「速度の遅い船」つまり地方都市、特に田舎の切捨てや自立促進になります。

今の政権は、そのために地方活性化政策を打ち出している!と叫んでいますが。
過去の事例、市町村合併の政策を見れば、最後は切り捨てるし切り捨てざる得ないでしょう。

なぜなら。地方にバラまく財政的な余裕が、国にドンドンなくなっているからで。
それと同じ理由で、年金制度や社会保障制度も切り捨てに走り始めているわけです。

すると。国内全体の市場規模が縮小する中、若年者の人口流失が止まらない市町村は。
年金生活もままならないお年寄りの増加もあって、市場が目に見えて縮減、衰退していきます。

その結果、国内市場を相手とする多くの中小企業、特に地方を拠点とする中小企業は。
より一層の本格的な淘汰の時代、生き残りをかけた企業間の競争に突入していくでしょう。

もし今は大丈夫だと感じても、同じ県内や隣接県のより小さな町村を見ればわかります。

よくよく見ると、以前から小規模な町村では。
役場と農業や林業、そして建設業くらいしか若い人の勤め口がありませんでした。

農業と林業、そして建設業は、その就労スタイルから若者に敬遠されて来ましたが。
最後の役場も淘汰や統合となり、田舎には若い人の就職先はほぼゼロになります。

やがて、その流れは県内でも比較的大きな市まで広がって。

多くの中小企業は、地方に留まっていては、今のままでは、変わらなければ。
衰退や廃業、場合によれば倒産の憂き目となる可能性が高まります。

たしかに、いつの時代も。

私たち中小企業の2代目経営者にとっては。
今も昔も変化への対応こそが、企業存続の大命題でしたが。

過去にない大変革の時代、まったく新しい発想、新しいアイデアに基づく改革が求められます。

では、新しい発想やアイデアを出すには?どうしたらいいのでしょうか。

次回、そのヒントをお伝えしたいと思います。

ではでは。また。

2015年4月28日火曜日

富山の薬売りにみる商売や生き方

2代目、3代目、4代目と代を重ねて。
老舗といわれる商家を築く商人の一例として。

「富山の薬売り」があります。

その富山商人に「七楽の教え」というものがあるそうです。

それは。

「楽すれば、楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽楽」

という言葉で。

楽しようと思って楽すると、結果として楽は出来ないもの。
反対に楽しようとせず、楽しんで努力して物事に臨むことが。

はるかに楽で、そちらの方がすばらしい人生になる、という意味だそうです。

このような考え方があって「置き薬」が全国に広まって。
320年間にわたり、今も続いているそうなのです。

私たちは、2代目や3代目、またさらに代を重ねたい者として。
商売を続けること、老舗と呼ばれる商家にしていくことが。

イの一番に考えることであり、一番の目標となることだと思います。

ある経営コンサルタントの方の言葉を借りれば。
続かない商売は成功ではない、と言っても過言ではないとも感じます。

では。商売を続けるために大事なこと、とは。
別の言い方をすれば、安定した生活を維持するコツでもありますが。

それを一言で言うならば、借金せずに収入以上に支出しないこと。
いわゆる「手仕舞い」できる範囲で、商売や生活をすること。

投資をするなら、資産を生むものにするのであって。
投資と言いながら、負債を生むようなものにしないこと。

という点につきると思います。

その一方で、2代目や3代目経営者の中には。

「でもさぁ~新商品や新事業って魅力的で、手を出して儲けている人を知ってるよ!」
「株だって儲けている人が大勢いるんだから、オレだって儲けられると思うよ!」
「レバレッジを効かせた方が、商売はグ~ンと伸びるでしょう?投資しなくっちゃ!」

という考え方で、生活や商売をしている人も少なくありません。

もちろん、中には新商品や新事業で成功したり。
株で儲けたり、借金して事業投資して会社を大きくしたり。

このような2代目や3代目経営者もいますが。

新商品や新事業でつまづいたり、本業に毀損が生じたり。
株など金融商品で失敗したり、借金が膨らんで回収できなかったり。

どちらかというと、このような人の方が多い気がします。

特に何より典型的なのが、いわゆる目先の利益や快感に誘われて。
本業外へ投資を拡大したり、遊びや趣味に走ったりする2代目や3代目。

よく世間から2代目や3代目を評してささやかれる言葉。
ボンボンとか、放蕩息子と言われる跡継ぎの男性なのですが。

彼らの特徴には、思いつきやその場の感覚で投資や趣味に支出しても。
この投資は儲かるから、これは必要であって付き合いがあるからなど。

何かと理屈をつけて正当化しながら、目移りしやすい。
すぐに別のもの、もっとイイものがほしくなってしまって。

結果として、次々と支出を増やして商売を傾けてしまうとか。
周囲の人間関係を壊す、女性とのトラブルを起こすという点があります。

同時に、支出を抑えるあまりに。
俗に言う「安物買いのゼニ失い」の2代目や3代目もおります。

安い物を買ったり、少ないお金を投資したりして。
それで性能や効果に満足したり、十分な収益があったり。

支出が少なくて済むなら、その方が良いでしょうが。

得てして、安い物は性能や効果や耐久性が低くて。
修理や余分な手間に、かえってお金や時間がかかるもの。

少ない投資や安い金融商品は、収益も少なくて。
赤字が続く、不良資産となり損益が出ることもよくあります。

こちらもまた、短期間で終わるのでなく。
永く大切に使える品物、継続的に収益や資産となることが大切。

その点、最初にお話した「七楽の教え」は。
買い物で商品を選ぶ基準や投資の考え方にも使えそうです。

そう、考えてみれば。

人間関係も、商売や買い物や投資と同じく。
安いもので終わらせないためには、安物買いせずに。

「七楽の教え」をもとに、楽や見返りを考えずに投資する。

特に大切にしたい人、信用した人たち。
お客さん、取引先、友人、仲間、家族、恋人など。

このような人たちには、つくせるだけつくしてみる。

こうして。

楽を求めないで、出来る限りお金をかけ質の高い物を買って。
楽を求めないで、出来るだけつくして質の高い人間関係を築いて。
楽を求めないで、出来るだけの支出や投資をして商売を行なって。

これが買い物でも、人間関係でも、商売でも。
永く付き合える、永く続くすばらしいものとなり得るコツだと思いました。

まさに、富山商人には。

「商品を見るな、目の前の人を見ろ」

という言葉もあるそうです。

商売を考えると、ついつい商品を売り込むばかりなって。
目の前の人、つまりお客さんを見なくなってしまう。

結果、お客さんは離れて行き、商売は続かなくなるでしょう。

人間関係や買い物に出る、その人の性格やクセや価値観は。
やはり商売にも、人生にも色濃く出るものです。

「楽すれば、楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽楽」

自分の商売や人生における収入にも、支出にも。
楽しようとせずに、楽しんで努力をすることで、はるかに楽になる。

この「七楽」の考え方は、いろいろな場面で大切だと思いました。

ではでは。また。

2015年4月22日水曜日

夢や理想の人物や会社を追いかけるな!

もし、あなたに。

「あなたの夢や理想、目標や希望は何ですか?」と質問をしたら。
私を含めて、多くの人が「こうしたい」「こうなりたい」「こうありたい」など。

したいこと、手にいれたいこと、なりたいものを語るでしょうし。
もし、あなたが2代目経営者や社内でリーダーの立場の方なら、たとえば。

こんな会社にしたい!お客様に気に入られたい!売上げを増やしたい!とか。
収入を増やしたい!成功してほめられたい!社員を幸せにしたい!とか。

このような答も出てくると思います。

一方で、ご存じのように。

現実には、夢をかなえよう、理想を手にしよう、目標を達成しようとしても。

ノウハウを追いかけ回したり、夢や理想ばかり見てまわりを見なかったり。
その結果、まわりの人を不幸にしたり、会社をヅフしたり、心や体をこわしたり。

このように、うまくいかない人、途中で挫折する人、逆に現状を悪化させる人。
成功しない会社、かえって損害を出してしまう会社が少なくない気がします。

そう。根本的に、夢や理想や目標や希望は。
努力してかなえるものでなく、かなえられるものであると考えて。

たとえば、理想の人、あこがれの人、成功者とよばれる人を追いかけるのでなく。
成功している会社、目標を達成している会社のノウハウやしくみをマネるのでなく。

まず、自分の出来ること、今の会社で出来ることを積み重ねることで。
一つ一つの小さな夢や理想や目標をクリアしながら、一段ずつ上がることで。

その結果として、夢や理想や目標や希望がかなえられた!と。
このように考えて行動していく方が良いように思います。

スポーツでも、プロとして活躍している人は。
やたらに夢や理想や目標を追い求めていません。

たとえば、テニスの錦織選手とか、ゴルフの松山選手とか。
今の活躍のカゲで、地道な体づくりや基本練習を重ねています。

トレーニングや練習もせずに、いきなりコートやコースとか。
ボクシングのリングや野球のグランドに立つようなプロは。

一人としていない、こう言っても良いのではないでしょうか。

プロとは、職業という意味でもありますが。
その道の名人や達人、特別な専門家という意味もあります。

その点、私たちはプロとして仕事や会社経営をしています。
自分の人生をマネージメントする専門家として、世界でただ一人の存在です。

そして、その道や仕事や経営の名人や達人になりたい。
人生の名人や達人と呼ばれたい、それがビジネスや人生において。

一つの大きな夢や理想や目標であると思います。

このよう考えれば、何より夢や理想や目標を達成するための近道も。
決まりきったノウハウも、誰でもできる方法もない、という話が。

単なる理想論や成功できない人の言い訳ではないと感じられるでしょう。

その上で。ただ一つの道があるとするなら、地道な行動を積み重ねること。
そのための一里塚、身近な夢や目標や理想を達成していくことであって。

だから、自分が夢や理想や目標とする人や会社でなく。

一里塚を一つ一つ通っていくために、導いてくれる人。
一里塚となるような会社、少し前を行くような会社。

自分の背中を押して、時にはきびしくお尻を叩いてくれる人。
ライバルとして認め、戦いながらも尊敬ができる会社。

このような人や会社を定めて、自分や会社の成長に合わせて。
次々と変えていくこと、夢や理想や目標を変えていくこと。

この考え方が、何より大事な気がします。

ではでは。また。

2015年4月14日火曜日

レスポンスの魔術師!

勝手な想像かもしれませんが。

自分が仕事をしている業界に関連したメルマガ。
たとえば新商品の紹介、新市場や新技術の情報などが出でいるものですが。

一つも登録していない方は、おそらくゼロではないでしょうか?

昨日の朝、そのようなメルマガの一つ。
ウチにとっては、バリバリの業界誌の電子版を受け取りました。

ご存じ、N経系が発行している雑誌の簡易版みたいなヤツですが。
興味を引く新商品の記事があって、資料をダウンロードできるとのこと。

そこで、早速にログインして。
次に「資料ダウンロード」をポチッ!と押すと、ページが変わります。

ふむふむ。冒頭に「個人情報の取扱い」の文面がドーン!とあります。

いつもは、いちいち「個人情報」の文面は読まないのですが。
冒頭にあったので、何気に目が勝手に追っていました。

ナニナニ・・・会社名?住所?電話?役職?もろもろ・・・へ?まさかね。

ネット上で、資料(無料)をダウンロードするのに。
今どき、コマゴマとした個人情報なんて収集するはずがない!と思って。

名前とメアドと職業だけ、登録(無料)してある身としては。
そのまま資料はダウンロードできるのだろう、と考えて。

いくつかのアンケートに答えながら、ページの最後まで進んで。
これでOK!と「資料ダウンロード」を再びポチッ!と押すと。

真っ赤な文字で「必須項目!」「必須項目!」「必須項目!」の嵐!

・・・この段階で、資料(無料)ダウンロードは止めました。

めんどくさいから?そうです!イエス!
個人情報の登録に抵抗があったから?そうです!イエス!

そして、何よりも。

コイツら(資料を配りたい会社、媒体を提供したN経系の会社)が。

アホ!だと思ったから、相手にしたくなかったのです。
そして「自分は招かれざる人物」の可能性があると判断したからです。

ネット上で無料の資料を配布する、サンプルを配布する。
無料の試供品を配布する、無料のモニターを募集する。

今回だけでなく、ネット上には何十、いや何百、何千とあります。

その多くというか100%、その目的は見込み客の情報を集めたい。
自社が提供する商品やサービスに関心がある人を集めたい。

もっと言ってしまえば、そのような方たちをリスト化して。
定期的に、またはタイミングを考えてセールスをかけたいために。

無料で、さまざまなものを配布するわけです。

その一方で、これはネットやメルマガだけでなく。
パソコンやスマホを使ったしくみだけでなく。

あたり前すぎて、今回のケースのような大手会社の媒体の担当者なら。
必ず知っていると思う、マーケティング(集客)の基本中の基本があります。

それは。

見込み客を集めて、彼らにセールして「お金を払ってくれるお客様」とするには。
いくつかのステップ、情報に触れた人が起こす行動の「階段」があって。

そのステップが高すぎると、階段を上ってこないので。
上りやすいように、工夫するといった思想が必要不可欠です。

無料もその一つ、気楽に上れるようにステップの高さを低くしているわけです。

ところが今回、最初の登録段階で。
いきなりコマゴマと登録させたのですから、ステップが高い!わけです。

そう、大事なポイントですが。
今回、私は「あきらめた」のでなく「止めた」のです。

別に今、こんな高いステップをよじ登る必要はありません。

あとで、たとえば紹介していた新商品のジャンルを扱っている問屋さんに話して。
カタログでも、なんでも取り寄せればいいのですから、特に困りません。

ハッキリ言って、この程度のオファー(資料の無料提供という特典)で。
簡単に個人情報、というかオレの情報が取れるんと思うてんのんか!アホ!という気持ち。

ただ。冷静に考えれば、最初からステップを高くして。
アホな、いや失礼しました!ホットで今すぐ買いたい!という取り組みやすい客を。

少数でよいので、集めたかったのかもしれません。

それなら、完全に私は「招かれざる客」です。

そうなれば、私が「止めた」のでなく。
彼らが私を「切り捨てた」ので、マーケティングとしては拍手もの!です。

まぁ、そこまで考えているとは思えへんけど・・・スンマセン!独り言です。
というのも、紹介されていた商品の属性や特性からして思うことですが・・・。

で。最近、ネット広告&通販で3年連続の日本一。
なんと「レスポンスの魔術師」という方が書いた本を読みました。



内容は、とやかく説明しません。

とにかく、ネットでのマーケティングや販売を考えている人は。
読んでおいて損はない、というか書籍代以上のリターンが確実でしょう。

一つだけ、おもしろいエピソードを。

先ほども話しました、無料での提供で。

①無料サンプル

②無料試供品

③無料モニター

この3つで、一番に良いレスポンスはどれだと思いますか?

答は、この本に出ています。

ではでは。また。

2015年4月9日木曜日

市場が商品でなく商品が市場をつくる時代に

さてさて。

40歳を過ぎたらお金をかけるのは。

(1)自分への投資
(2)思い出に投資

の二つである。

という言葉に出会いました。

あなたは、この言葉をどう思われますか?

たぶん、この「自分への投資」の中では。
多くの人にとって「心と体の健康」が、まず大きい気がします。

また。経験値、心、体のバランスが取れ、前向きでありながら。
同時に、守らなければいけない、助けないといけない、と思いがちな40歳代。

仕事でも、人生でも。

知識や能力が高くなり、いろいろなことも出来るようになりながら。
周囲から頼りにされて、責任の範囲も広がり、出来るのに手が出せない。

攻めたい、チャレンジしたい、冒険がしたいという気持ちや考えと。
守りたい、確実に増やしたい、着実に歩きたいという気持ちや考えのハザマで。

行動が、思うように進まないことがあるようにも思えます。

40歳を過ぎたら。

・自分の考えと違う人の発想を楽しむ余裕をもとう
・完璧を求めず失敗を楽しむゆとりを
・世間の体裁を気にして行動しないのはもったいない
・すべての人に好かれようとは思わない
・お金は人生を楽しむための手段

というように、冒頭の言葉には続きがあったのですが。

たとえば、趣味やオタクという分野は。
まさに、上記の5つに当てはまる世界ではないでしょうか。

考えてみれば、最近の成長しているビジネスのキーワードに。

自分投資の市場や商品
思い出づくりの市場や商品

があります。

今や、どの業種でも。

市場や顧客のニーズにあわせて商品をつくるのでなく。
商品が市場をつくる、顧客のウォンツを新たに喚起する商品をつくる。

こんな時代になり、特に価格競争は避けたい中小企業の経営者には。
このような発想と行動が、かなり強く求められるようになったと思います。

ということで、趣味やオタク、つまりコアなジャンルで。
自分投資となる、思い出となる商品やサービス。

このフィルターに、現行の商品やサービスをスクリーングして。
または現行の商品やサービスに付加したり、組合せしたりして。

どんな商品やサービスが生まれるのか?

新しいビジネスの予感が頭をよぎりませんか?


ではでは。また。