もし、あなたに。
「あなたの夢や理想、目標や希望は何ですか?」と質問をしたら。
私を含めて、多くの人が「こうしたい」「こうなりたい」「こうありたい」など。
したいこと、手にいれたいこと、なりたいものを語るでしょうし。
もし、あなたが2代目経営者や社内でリーダーの立場の方なら、たとえば。
こんな会社にしたい!お客様に気に入られたい!売上げを増やしたい!とか。
収入を増やしたい!成功してほめられたい!社員を幸せにしたい!とか。
このような答も出てくると思います。
一方で、ご存じのように。
現実には、夢をかなえよう、理想を手にしよう、目標を達成しようとしても。
ノウハウを追いかけ回したり、夢や理想ばかり見てまわりを見なかったり。
その結果、まわりの人を不幸にしたり、会社をヅフしたり、心や体をこわしたり。
このように、うまくいかない人、途中で挫折する人、逆に現状を悪化させる人。
成功しない会社、かえって損害を出してしまう会社が少なくない気がします。
そう。根本的に、夢や理想や目標や希望は。
努力してかなえるものでなく、かなえられるものであると考えて。
たとえば、理想の人、あこがれの人、成功者とよばれる人を追いかけるのでなく。
成功している会社、目標を達成している会社のノウハウやしくみをマネるのでなく。
まず、自分の出来ること、今の会社で出来ることを積み重ねることで。
一つ一つの小さな夢や理想や目標をクリアしながら、一段ずつ上がることで。
その結果として、夢や理想や目標や希望がかなえられた!と。
このように考えて行動していく方が良いように思います。
スポーツでも、プロとして活躍している人は。
やたらに夢や理想や目標を追い求めていません。
たとえば、テニスの錦織選手とか、ゴルフの松山選手とか。
今の活躍のカゲで、地道な体づくりや基本練習を重ねています。
トレーニングや練習もせずに、いきなりコートやコースとか。
ボクシングのリングや野球のグランドに立つようなプロは。
一人としていない、こう言っても良いのではないでしょうか。
プロとは、職業という意味でもありますが。
その道の名人や達人、特別な専門家という意味もあります。
その点、私たちはプロとして仕事や会社経営をしています。
自分の人生をマネージメントする専門家として、世界でただ一人の存在です。
そして、その道や仕事や経営の名人や達人になりたい。
人生の名人や達人と呼ばれたい、それがビジネスや人生において。
一つの大きな夢や理想や目標であると思います。
このよう考えれば、何より夢や理想や目標を達成するための近道も。
決まりきったノウハウも、誰でもできる方法もない、という話が。
単なる理想論や成功できない人の言い訳ではないと感じられるでしょう。
その上で。ただ一つの道があるとするなら、地道な行動を積み重ねること。
そのための一里塚、身近な夢や目標や理想を達成していくことであって。
だから、自分が夢や理想や目標とする人や会社でなく。
一里塚を一つ一つ通っていくために、導いてくれる人。
一里塚となるような会社、少し前を行くような会社。
自分の背中を押して、時にはきびしくお尻を叩いてくれる人。
ライバルとして認め、戦いながらも尊敬ができる会社。
このような人や会社を定めて、自分や会社の成長に合わせて。
次々と変えていくこと、夢や理想や目標を変えていくこと。
この考え方が、何より大事な気がします。
ではでは。また。
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