「先輩、ホントにコイツはエライんですよ!」
・・・あれは10年ほど前のこと。
当時、地元で少しずつ評判が上がっていた新規開店のバー。
そのカウンターで、後輩のA君と2人で飲んでいた夜です。
後から1人で来た、後輩のB君が。
オレたちと肩を並べて、カウンターに座った時の第一声でした。
一緒にいたA君は、14才年下の後輩。
後から来たB君は、2才年下の後輩。
共に、ある青年経済人が集まる異業種の会で。
A君は現役、B君は卒業したばかり、私は卒業して数年が経っていました。
その青年経済人の会で、A君は自分自身のことでなく。
その会の諸先輩から、何かといろいろ言われていたらしく。
そのことに頭を下げていた、その姿がエライ!とB君は言い出したのです。
A君が何かと言われ、頭を下げていたこと。
それはA君の会社の先代社長、お父さんのことでした。
このお父さんもまた、同じ異業種の会に所属していました。
当然ながら、A君のお父さんを知る同世代の先輩方もいます。
そしてA君のお父さんは、自分にも周りの人にも厳格で。
周囲との摩擦を恐れず、ハッキリと意見を主張する方でしたので。
同世代の先輩方の中に、お父さんとハダがあわない方、嫌う方がいて。
A君は「オマエのオヤジは・・・」と、アーダコーダと言われていたのです。
このように、先代社長のことを世間からいろいろと言われる時。
特に男性の2代目社長が、父親である先代社長の評判を耳にする時。
数多くの2代目社長やその予備軍を目にしてきた経験と。
自分自身の経験からすれば、大きく3つのタイプに分かれる気がします。
というのも、考えてみれば。
2代目として先代から経営や会社を引き継ぐのは、財産の相続と同じです。
不動産やお金だけでなく、いろいろな目に見えない資産と負債が存在します。
先代に対する評価も、経営者として引き継いだ財産の一つ。
大事な資産もあれば、返さないといけない負債もあるからです。
そう、一つは2代目社長として自覚と責任があり、客観的に先代を見ているタイプ。
A君のように先代の負債を返しながら、社長として自分自身の資産を増やせていける人です。
二番目のタイプは、2代目社長として自覚と責任が薄く先代をライバルまたは無関係と考えて。
先代から相続しながら踏み倒して、社長として自分自身の負債を積み増している人です。
このタイプで、思い出すのは。
先代のお父さんとの約束を持ち出して、守ってくれるようにお願いした時に。
ある2代目社長が「そんなことは、先代に言ってくれ!」と怒り出して。
「もし文句があるなら、先代の位牌を自宅の庭に出してXXをかけてくれてイイから!」と。
言い放った事件です。
3つ目は、2代目社長として自覚と責任がほとんどなく先代にオンブにダッコのタイプ。
先代から本当の意味で経営や会社を相続してない、社長としてカタチだけの人です。
たぶん、このタイプの2代目社長は。
アナタの身の回りにも、何人かいないでしょうか?
肩書きは社長でも、先代にお伺いを立てないと返事ができない。
こんなことをしている2代目は、決して少なくない気がしています。
そんな・・・立派に先代からの資産も負債も引き継いで、自分自身の資産を積みまして。
自らの力でも、経営者として、リーダーとして、多くの資産を積み上げていたA君・・・・・・・・。
異業種の会で、数多くの若い仲間から慕われて。
社員を大切に、そして会社の業績をガンガンと伸ばしていた彼・・・・。
・・・そのA君が、10月半ば。
1年におよぶ闘病生活の中、社長としての職責を全(まっと)うしながら。
わずか40歳そこそこの若さで・・・・・亡くなってしまいました・・・・・・・・・・・・・・。
・・・このことを。
書き留めておきたい、と思いながら。
何度、このブログに掲載すべきか?迷ったことでしょう。
誰の眼に触れるか、わからないブログに書くべきことなのか?公開してよいのか?
自己満足の追悼記事にならないか?個人的に書き留めておけば良いのでは?・・・と。
悩み続けて、しばらくブログから離れていました。
たしかに、忙しく時間がなかったのも本当のことですが。
ブログを書く気になれない、それがブレーキとなっていたのも事実です。
そう。冒頭のバーでの話は、A君との思い出のエピソードの一つです。
それから、しばらくして。後でB君に話したのが、後段の先代の資産と負債の話です。
人は身近な人が亡くなった時、近しければ近しいほど。
それも、自分よりも若い人が亡くなった時にはなおさら。
心の整理がつくまで、より多くの時間がかかると思います。
そして亡くなった人に手を合わせながら、その人と自分の人生もふり返る。
いわゆる死生観を思い、生き残った者として、これからどう生きるべきか?と考える。
その結果。私の場合、ここにA君のことを記(しる)しておこうと。
同じ2代目経営者として、懸命に生きてきた彼のことを2代目横丁に記しておこうと。
それが先輩として、生き残った私の役目と思って。
今日、彼のことを書きつづる事にしました・・・。
A君のことは。
ただただ、残念であり、若すぎると思うばかりですが・・・。
その上で、このブログを読んでいるアナタに。
少しの時間、考えてもらいたいと願っています。
人は、生まれる場所と時間と。
亡くなる場所と時間は、自分では選べないといいます。
そうだからこそ、一生どころか、数年、1年、半年、1ヶ月とは言いません。
1日とも、半日とも、数時間とも、もしかしたら1時間とも言えないかもしれません。
30分でも、10分でも、今このブログを読んだ後の数分でも。
ホンのわずかと思える時間でよいので、悔いなく生きたいと。
このように思ってもらいたいと考えているのです。
これがA君のことをブログに記した、私の思いです・・・。
本当に、若すぎる・・・。
改めて、A君のご冥福を心から祈って。
合掌。
2代目による2代目のためのHOT!でホンネが語れるコミュニティ広場!こちらは2代目経営者や2代目社長の方のための実践とお役立ち情報満載!「2代目横丁」です。お気軽にお立ち寄りください。
2015年12月15日火曜日
2015年12月11日金曜日
給与所得者は納税者?納税奴隷!?
最近、地元の新聞社さんなどが中心になって。
起業家を発掘する、育てるという事業が始まりました。
その中で、2代目経営者が既存の会社をベースに。
新しい戦略で、新規事業にチャレンジした実例が。
学生部門、新設企業部門など。
他の部門とあわせた総合評価で、最優秀賞になりました。
実は。この2代目経営者さんは、同業者で知人です。
社員11名の会社。
本社は、ハッキリ言って辺鄙(へんぴ)。
田舎の国道から、少し入った所にあります。
その会社が、海外で。
環境問題に取り組むビジネスで最優秀賞をとったのです。
このように。
身近な人、知っている人、地元の人、年令が近い人など。
なんとなくイメージが持てる人が、何かを成しとげると。
「何か自分にもできそうだな」
「何か自分もてきるんじゃないかな」と。
彼(彼女)ができたんだから。
自分も!と思うことが、誰でも1度はあると思います。
しかし。できそう、と。
できる、とは無限に離れています。
できそう、を別の視点で言い換えれば。
成功ゼロ、実績ゼロ、行動ゼロの世界。
できる、とは事の大小や程度は別にして。
何かに成功した、実績を出した、行動した世界。
ゼロと0.0001でも、そこには無限の格差が広がっています。
同じように。
やれること、と。
やっていること、も違います。
やれる、とは一定のレベルや程度に達した世界。
やっている、とはレベルや程度に関係ない世界。
プロとして自覚を持って仕事をしている状態が、やれる。
プロとは名ばかりで流れ作業をしている状態が、やっていると考えます。
私たちは経営者として、自分の経営を見る視点として。
また社員の仕事ぶりを見て、それを査定する立場として。
自分自身も、社員についても。
できそう、やっている、ことに高い点数はやれません。
できそう、やっている、に満足していては。
成長も、発展も、拡大も、成功もないでしょう。
そう、私たちは、自分自身にも、社員にも。
できる、やれる、ようになりたい!なってもらいたい!
できる、やれる、のレベルや程度を上げる!上げたい!と。
プロならば、職業としているならば。
このように思って仕事をしなくてはいけないはずです。
ところが、今の日本では。
できそう、やっている、で満足して。
できそう、やっている、で仕事をした気になって。
平気な顔して、給料や経費のお金を頂いて。
しかも平均的なビジネスマンより、かなり高額なお金を手にしている。
こんなトンでもない人種が、ほとんどを占める業界があります。
それは政治という業界、政治家という人種です。
「反対しても、票にならない」
「賛成すれば、票が減る」
これが、政治家の行動基準です。
どんな会社でも、その規模の大小に関係なく。
社員は給与所得者であり、納税は限りなく透明です。
同時に、その規模の大小に関係なく。
法人化された企業では、社長も給与所得者です。
そして。おそらく、多くの大会社の役職さんとか。
中小企業でも、そこそこのクラスの社長なら。
給与や所与や一時金などの給与所得の年収が。
1千万を超える人が、そんなに少なくないでしょうが。
実際は、年収が1千万を超す会社員は約199万人であって。
有権者の2%足らずという立場、少数派中の少数派なのです。
残りの98%の人から、成功した人、庶民じゃないと評されているので。
2%程度の極度な少数派の人たちをいじめるような法律や制度を作っても。
政治家の行動基準からすれば「票が増えても、減るわけない」のです。
その結果、消費税の食品関係の減免が。
声高かに論議されて、連日のようにマスコミでも騒がれる一方で。
この階層の人たちの増税や税率は高止まりしていて。
かなりの重税感がある、というのがホンネではないでしょうか。
実は。この2%の199万人で、所得税全体の25%を負担しているのです・・・。
しかも、一見すると所得税はお金持ちになる高収入ほど高くて。
最高は45%にもなるので、高い税負担も仕方ないようにも見えますが。
株式など金融資産を多く持つ資産家たち。
いわば本当のお金持ち、富裕層の人たちの税率は安いのです。
現実に、たとえば東京都下の銀行には。
一つの支店に、資産ウン十億円の人たちがかなりいます。
主に金融資産による売却益や利息、家賃など不労所得者で。
そんな彼らの暮らしぶりを見ると、給与所得がいかにバカらしいか。
こんな思いまで、起きてしまうほどノンビリと優雅に。
付き合いたい人とだけ付き合いながら、手取り所得を増やしています。
こうして、給与所得者は不公平感を持って。
労働対価に重税をかけられ、手取りを減らされて。
納税者でなく、納税奴隷として日本を支えていますが。
どうやら、さらに増税されるらしいです。
「社長の仕事は、社員のモチベーション・マネージメントにつきる」
と星のリゾートの星野社長は話していましたが。
政治家は、今の国を支えている給与所得者のモチベーションを。
下げることしか頭にないようで、日本人の納税意識が低いのも。
単たる国民性でなく、このような不公平な税制度にあると言えそうです。
起業家を発掘する、育てるという事業が始まりました。
その中で、2代目経営者が既存の会社をベースに。
新しい戦略で、新規事業にチャレンジした実例が。
学生部門、新設企業部門など。
他の部門とあわせた総合評価で、最優秀賞になりました。
実は。この2代目経営者さんは、同業者で知人です。
社員11名の会社。
本社は、ハッキリ言って辺鄙(へんぴ)。
田舎の国道から、少し入った所にあります。
その会社が、海外で。
環境問題に取り組むビジネスで最優秀賞をとったのです。
このように。
身近な人、知っている人、地元の人、年令が近い人など。
なんとなくイメージが持てる人が、何かを成しとげると。
「何か自分にもできそうだな」
「何か自分もてきるんじゃないかな」と。
彼(彼女)ができたんだから。
自分も!と思うことが、誰でも1度はあると思います。
しかし。できそう、と。
できる、とは無限に離れています。
できそう、を別の視点で言い換えれば。
成功ゼロ、実績ゼロ、行動ゼロの世界。
できる、とは事の大小や程度は別にして。
何かに成功した、実績を出した、行動した世界。
ゼロと0.0001でも、そこには無限の格差が広がっています。
同じように。
やれること、と。
やっていること、も違います。
やれる、とは一定のレベルや程度に達した世界。
やっている、とはレベルや程度に関係ない世界。
プロとして自覚を持って仕事をしている状態が、やれる。
プロとは名ばかりで流れ作業をしている状態が、やっていると考えます。
私たちは経営者として、自分の経営を見る視点として。
また社員の仕事ぶりを見て、それを査定する立場として。
自分自身も、社員についても。
できそう、やっている、ことに高い点数はやれません。
できそう、やっている、に満足していては。
成長も、発展も、拡大も、成功もないでしょう。
そう、私たちは、自分自身にも、社員にも。
できる、やれる、ようになりたい!なってもらいたい!
できる、やれる、のレベルや程度を上げる!上げたい!と。
プロならば、職業としているならば。
このように思って仕事をしなくてはいけないはずです。
ところが、今の日本では。
できそう、やっている、で満足して。
できそう、やっている、で仕事をした気になって。
平気な顔して、給料や経費のお金を頂いて。
しかも平均的なビジネスマンより、かなり高額なお金を手にしている。
こんなトンでもない人種が、ほとんどを占める業界があります。
それは政治という業界、政治家という人種です。
「反対しても、票にならない」
「賛成すれば、票が減る」
これが、政治家の行動基準です。
どんな会社でも、その規模の大小に関係なく。
社員は給与所得者であり、納税は限りなく透明です。
同時に、その規模の大小に関係なく。
法人化された企業では、社長も給与所得者です。
そして。おそらく、多くの大会社の役職さんとか。
中小企業でも、そこそこのクラスの社長なら。
給与や所与や一時金などの給与所得の年収が。
1千万を超える人が、そんなに少なくないでしょうが。
実際は、年収が1千万を超す会社員は約199万人であって。
有権者の2%足らずという立場、少数派中の少数派なのです。
残りの98%の人から、成功した人、庶民じゃないと評されているので。
2%程度の極度な少数派の人たちをいじめるような法律や制度を作っても。
政治家の行動基準からすれば「票が増えても、減るわけない」のです。
その結果、消費税の食品関係の減免が。
声高かに論議されて、連日のようにマスコミでも騒がれる一方で。
この階層の人たちの増税や税率は高止まりしていて。
かなりの重税感がある、というのがホンネではないでしょうか。
実は。この2%の199万人で、所得税全体の25%を負担しているのです・・・。
しかも、一見すると所得税はお金持ちになる高収入ほど高くて。
最高は45%にもなるので、高い税負担も仕方ないようにも見えますが。
株式など金融資産を多く持つ資産家たち。
いわば本当のお金持ち、富裕層の人たちの税率は安いのです。
現実に、たとえば東京都下の銀行には。
一つの支店に、資産ウン十億円の人たちがかなりいます。
主に金融資産による売却益や利息、家賃など不労所得者で。
そんな彼らの暮らしぶりを見ると、給与所得がいかにバカらしいか。
こんな思いまで、起きてしまうほどノンビリと優雅に。
付き合いたい人とだけ付き合いながら、手取り所得を増やしています。
こうして、給与所得者は不公平感を持って。
労働対価に重税をかけられ、手取りを減らされて。
納税者でなく、納税奴隷として日本を支えていますが。
どうやら、さらに増税されるらしいです。
「社長の仕事は、社員のモチベーション・マネージメントにつきる」
と星のリゾートの星野社長は話していましたが。
政治家は、今の国を支えている給与所得者のモチベーションを。
下げることしか頭にないようで、日本人の納税意識が低いのも。
単たる国民性でなく、このような不公平な税制度にあると言えそうです。
2015年12月9日水曜日
1ヶ月あまりのお休み
マイッタ、という言葉が一番あっている表現だと思えます。
今年は、1月から何かと時間に追われることが多かったですが。
仕事だけでなく、組合のこと、そしてプライベートも。
すべてにおいて、これまでにないくらいガンガンと予定を入れて来ました。
そして、さまざまなお声がけやお誘いの中で生きて。
目の前の話や事柄に追われて、時間を消費、時には浪費。
そのピークが、10月~11月にやって来た結果。
このブログも、1ヶ月あまり休んでしまいました・・・。
時間を消費するとは、日常的に発生する業務や依頼を淡々とこなすこと。
目前のことや突発的なこともあり、緊急度が高いものへの対応と考えています。
浪費とは、緊急度が高いが重要度が低いことに時間を無駄遣いすること。
義理や儀礼やおつきあい、私の時間を奪いに来る多様な依頼などのことです。
本来は、投資、重要度が高いけれど、緊急度が低いもの。
たとえば、知的生産、健康維持、新しい事へのチャレンジやテストなど。
年当初から、24時間という限られた時間を投資にシフトしたいが。
なかなか叶うことなく、忸怩(じくじ)たる思いの中で時を過ごして来ました。
最近、ようやく少し落ち着いて。
その投資の時間を増やすために、どうしたらよいか?と。
ドタバタあえぎながら、時間の許す限り考えてみたのですが。
もちろん、手法としてはスケジュール管理やタイムマネージメントでしょうが。
根本的な考え方を間違えていて、このような現状があると感じていたので。
時間が。なぜなくなるのか?なぜ投資にまわせないのか?と悩んでみました。
その結果。
人とのかかわりをどうしていくのか?という工夫が足りないと時間はなくなる。
人とのかかわりをコントロールすることがタイムマネージメントの目的である。
という発想にたどり着きました。
なぜなら、人間社会にドップリとハマっている私を含めた多くの人にとって。
日常の時間とは、そのすべてが人とのかかわりから生まれるものだからです。
その一方で、投資とはタイミングが大事。
時間でも、株式でも、刻々と変化する未来からの流れの中で。
タイミングが合うものが現在、現実、事象となって現れて投資の機会が起こる。
タイミングが合わないものは、自分とは関係ないままに過去へと流れていく。
その合わない流れを無理に追えば、過去にとらわれ道に迷うことになる。
失った時間、失った株の損失、失った投資の機会、それらを取り戻そうと。
再投資するあまり、かえって状況が悪化、苦境に立たされる事例は多い気がします。
過去から現在、そして未来へ時間は流れるのでなく。
未来から現在、そして過去へ時間は流れていくのであって。
タイミング合わず、過去になったものは。
消失したものであり、まったく同じには手にできないのです。
そしてまた、人とのかかわりもタイミング、まさにご縁。
ご縁が未来からやって来て、ご縁が現在できて、時にはご縁は切れて過去となる。
だから来るご縁を大切に、できたご縁を育んで、切れたご縁は無理に追わない。
タイムマネージメントと程遠い状況で、生き急ぎ感は否めないのですが。
忙中閑あり、それなりに楽しみながら、心根をこのブログに綴り、愛する人とのご縁を紡いで。
今、どうにか生きている気がしています。
2横ブログ、復活です!
今年は、1月から何かと時間に追われることが多かったですが。
仕事だけでなく、組合のこと、そしてプライベートも。
すべてにおいて、これまでにないくらいガンガンと予定を入れて来ました。
そして、さまざまなお声がけやお誘いの中で生きて。
目の前の話や事柄に追われて、時間を消費、時には浪費。
そのピークが、10月~11月にやって来た結果。
このブログも、1ヶ月あまり休んでしまいました・・・。
時間を消費するとは、日常的に発生する業務や依頼を淡々とこなすこと。
目前のことや突発的なこともあり、緊急度が高いものへの対応と考えています。
浪費とは、緊急度が高いが重要度が低いことに時間を無駄遣いすること。
義理や儀礼やおつきあい、私の時間を奪いに来る多様な依頼などのことです。
本来は、投資、重要度が高いけれど、緊急度が低いもの。
たとえば、知的生産、健康維持、新しい事へのチャレンジやテストなど。
年当初から、24時間という限られた時間を投資にシフトしたいが。
なかなか叶うことなく、忸怩(じくじ)たる思いの中で時を過ごして来ました。
最近、ようやく少し落ち着いて。
その投資の時間を増やすために、どうしたらよいか?と。
ドタバタあえぎながら、時間の許す限り考えてみたのですが。
もちろん、手法としてはスケジュール管理やタイムマネージメントでしょうが。
根本的な考え方を間違えていて、このような現状があると感じていたので。
時間が。なぜなくなるのか?なぜ投資にまわせないのか?と悩んでみました。
その結果。
人とのかかわりをどうしていくのか?という工夫が足りないと時間はなくなる。
人とのかかわりをコントロールすることがタイムマネージメントの目的である。
という発想にたどり着きました。
なぜなら、人間社会にドップリとハマっている私を含めた多くの人にとって。
日常の時間とは、そのすべてが人とのかかわりから生まれるものだからです。
その一方で、投資とはタイミングが大事。
時間でも、株式でも、刻々と変化する未来からの流れの中で。
タイミングが合うものが現在、現実、事象となって現れて投資の機会が起こる。
タイミングが合わないものは、自分とは関係ないままに過去へと流れていく。
その合わない流れを無理に追えば、過去にとらわれ道に迷うことになる。
失った時間、失った株の損失、失った投資の機会、それらを取り戻そうと。
再投資するあまり、かえって状況が悪化、苦境に立たされる事例は多い気がします。
過去から現在、そして未来へ時間は流れるのでなく。
未来から現在、そして過去へ時間は流れていくのであって。
タイミング合わず、過去になったものは。
消失したものであり、まったく同じには手にできないのです。
そしてまた、人とのかかわりもタイミング、まさにご縁。
ご縁が未来からやって来て、ご縁が現在できて、時にはご縁は切れて過去となる。
だから来るご縁を大切に、できたご縁を育んで、切れたご縁は無理に追わない。
タイムマネージメントと程遠い状況で、生き急ぎ感は否めないのですが。
忙中閑あり、それなりに楽しみながら、心根をこのブログに綴り、愛する人とのご縁を紡いで。
今、どうにか生きている気がしています。
2横ブログ、復活です!
2015年10月14日水曜日
銀座のバーでヤッチマッタ!【回答編】
その日、2軒目のバーも。
運がイイことに、カウンターに座れた。
もっとも。この時間、この曜日、週末の夜。
食前か、食後に立ち寄るお客が多いであろうバーは。
しかも銀座ともなれば、混んでいているだろうと予測していて。
実は。最初から「本店」を目指さなかった。
著名なバーテンダーさんの弟子が、店長&バーテンダーを務めるバー。
「本店」やその系列店で飲める、オリジナル・カクテルが飲みたくて。
いや、連れにすすめたくて。
座れる可能性の高い、このバーに来たのだ。
「・・・・ところで、さっきのバーのカップルの女性は。
まさにヤッチマッタ!よね・・・君ならわかると思うけど・・・」
オレは、一杯目にオーダーしたオリジナルのマティーニに口をつけたあと。
となりの連れに、前のバーで起きた一つ目の事件を切り出した。
「そうね・・・バーで、しかもカウンターで女性が避けてほしい3つのこと。
1つはバッグ、お鮨屋さんでも他の飲食店でもそうだけど。
バッグをカウンターに置く、というのはやめた方がイイわね。」
連れは、オリジナルの見た目も美しいカクテルを楽しみながら。
そのクォリティに満足した様子で、微笑を浮かべながら応えた。
「そのとおり、バッグはドコにおくか?
その点、このバーも前のバーも、事前にお店側が対応してくれたね。
そして2つ目は、同じくお鮨屋さんのカウンターでもNG。
女性の香水。香水の香りが魚、そして酒の香りを消しちまう・・・。」
「まぁ、そこまで香りをさせている人は、バーや飲食店だけでなくNGだわ。
この間、ゴルフ場のロッカールームでいたわよ、ちよっと・・・ね!という人が。」
「あと1つ、女性がバーのカウンターでやってしまいそうなこと。
それを前のバーの彼女は、ヤッチマッタ!わけだけど。
君には聞こえた?彼女のオーダーの言葉、耳にしたかな?」
「ええ、結構ハシャイでたというか、あのバーに来たくて。
初めて連れてきてもらったみたいで、若い子だったみたいだけど。
おススメで!って言っちゃってたわよね・・・。」
「そうそう、おススメで!って目の前にいたサブのバーテンダーさんに言った瞬間。
ほら、オレたちの前にいた大ベテランのバーテンダーさん、その人さ、ひと言。
ウチは定食屋じゃないんだけど!って、小声でボソッ!っとつぶやいたんだ!
お見事!というか、そうだよなぁ~とオレも思ったけどさ、ちょっとおもしろかったよ。」
「へぇ~そうなの、あのバーテンダーさんがね、それは私には聞こえなかったけど。
でも彼女のおススメで!を耳にして、私もアララ!ヤッチャッタ!って思ったわよ。
ある意味で、バーのオーダーでの禁句の一つだもの、でもね、今は少し違うわ。
最近の若いバーテンダーさんは、きちんと受けとめてくれるもの、大丈夫よ。」
「そうだね、まぁ定食屋じゃないよ!というのは、ベテランさんらしいセリフ。
というかホンネかな、あの大ベテランさんのクラスならではことだと思うよ。
たしかに、あの女性がおススメで!とオーダーしたら。
サブのバーテンダーさん、ちゃんとサポートして。
彼女の味の好みやアルコールの強さなど、聞いていたからね。
それで何かしら、彼女に合うようなカクテルを出していたっけ。
そういう点では、最近は女性のおひとり様でも、安心して。
イイ感じで飲める、そんなバーもたくさんあるからね。」
「そうよ、だってあなたの一番のお気に入りのバー。
あそこのマスターだって、ベテランのバーテンダーさんだけどやさしいわ。
女性ひとりでもいい感じて飲めるし、安心してお酒を楽しめるわよね。」
「たしかに。バーに一人できた女性を安心させること、というか。
ヘンな酔っ払い男から、声をかけたり、不快な思いをさせたりしないように。
さりげなくガードするのも、バーテンダーの役目かな・・・。
そうそう!女性に声をかける、っていえば。
オレの右隣にいた30代くらいの若い男なんだけどさ、コイツがさ・・・。
そのまた隣にいた白人の女性の二人連れに話しかけてたんだけど。」
「え?そうなの?そんな人、いたんだ。
あなたの影で、見えなかったけど・・・。
ふーん、でもどうして白人とわかった?
あなたも、その二人に興味があったわけ?」
「え?いや、そんなことはないよ!
チラッ!と見えた横顔が、白人だったというだけで・・・。
うん、まぁ、そういう男がいたんたけど。
この人は、どうやらあのバーの常連さんらしいんだよ。
自分はこのバーに通って、育ったようなもんだ、って。
大ベテランさんに話していたのを聞くともなく耳にしたからね。
それがさ、俺たちにモスコミュールをつくってくれた人。
別の大ベテランさんの女性がいたろ?」
「フフフ、横顔ねぇ~。
まぁいいわ、白人だったのね?
その白人の女性に、声をかけていた男がいて・・・。
あのオバァちゃんのバーテンダーさんね。
彼女の出してくれたモスコミュール、おいしかったわ!
あのバーで、一度は飲みたかったのよ!」
「そう!その人にね、そのモスコミュールの話をしていたんだ。
この間、別のバーに行ってモスコミュールをオーダーしたらしいんだけど。
そこで、これはオレがいつも飲んでいるモスコミュールじゃない!って。
オレは文句つけたんだって!こういう話をしていたんだよ。」
「アララ!その男子も、ヤッチャッタ!わね!
これも、バーで禁句の一つって言ってイイわよね。
モスコミュールは食前や食後を問わないオールディだし。
多くの人が知る、メジャーなスタンダードカクテルよね。
アレンジやそのスタイルは、あの老舗のバーを含めて。
バーの数と同じくらいあるわよ、それを比べても、ね!
まぁバーに限らないけど、他のお店と比べて文句を言われたら!
どうぞ!そちらのお店にお行き下さい!って。
失礼な人!って私なら思うわよ。」
「そうなんだよ、それでその男性もたしなめられたの。
そういうことは、口にすべきことじゃないですよ!って。
そのバーテンダーさんに・・・。」
「フフフ・・・なるほど、さすがだわね・・・。
そうだ!次は何しようかな・・・。
今夜はもうカクテルじゃなく、何かモルトにして・・・。
いつもならロックか、水割りだけど・・・。
今日はあなたがススメテくれた、トワイスアップで楽しもうかしら・・・。」
・・・・こうして、銀座の夜は。
小雨の中、静かに時を重ねるバーと共に。
連れとオレの時間をさらに豊かに、そして心暖かく。
演出してくれるのであった・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・。
ここで最後に・・・・告白しよう。
実は・・・この日、オレが行ったバーは2軒とも。
初めて行った!つまり一見さん!だったのである。
にも関わらず、10代のころから。
バーカウンターの隅っこで、周囲の大人を見て。
そのころの愛読書が、カクテルのレシピ集だったり。
仲間からの誕生日プレゼントが、洋酒の大辞典だったり。
酒やバーに、それなりになじんできたオレは。
地元や出張先で、予約などせずに。
事前にリストアップしたか、紹介されたバーに行くこと。
これを趣味としていて、ある程度なれていると自負している。
そのため2軒目のバーでは、一見さんにも関わらず。
若い店長も勤めるバーテンダーさんからは、再訪のお客か。
自分の師匠筋のバーのお客と思われたが。
あたり前だが肯定もせず、といって誤解を解くわけでもなく。
ただ、静かにその場と酒を心ゆくまで楽しんでいた。
もちろん、いくら年齢がオレより若いとしても。
実は、ここのバーテンダーさんは女性であったが。
無論のこと、女性であっても。
オレは、言葉遣いやオーダーには気をつけている。
それは、若いバーテンダーさんを試すとか。
陰険で偉そうに、上から目線でいるのでなく。
オレの流儀として、バーでは余分なことを語らないこと。
オレも連れも楽しく飲めればイイ、これに徹しただけだ。
それにオレだけでなく、そのバーの常連でなくても。
バーに通いなれた人間は、時に通っている常連よりも。
おそらく、バーテンダーさんに一目置かれるだろう。
そう。次回はシガー、葉巻とバーの関係を酒の肴に。
みなさんにお話したいと思うが、このシガーも。
バーになれている人、という印象を持つ一つのアイテムだ。
ではでは。
また次の機会に、お会いしよう。
2015年10月7日水曜日
銀座のバーでヤッチマッタ!【事件編】
今月から、新しいシリーズを始めます。
ビジネス関係でなく、経営者やビジネスマンのプライベートタイムとか。
接待やデートなどに使えそうな話題づくりや話のネタをご提供します。
どちらかというと、男性や女性の心理や恋愛の話とか。
日が沈んでからの時間帯、そこで起きた出来事などが中心になります。
そういう意味では大人のコラム、というべきでしょうか。
また形式としては「越後屋の商い帳」と同様に小説です。
ただ時代小説風でなく、舞台は現代。
酒とシガーと女性を愛する男が主人公。
題して「2代目マイク・ハマーの事件簿」シリーズ。
本家・マイク・ハマーの小説がハードボイルドなら。
こちらは半熟?ソフトボイルドくらいだと思います。
書いているのは、経験したことなど事実に基づいていますが。
そこは小説、一部に脚色や演出ががあることはご了解下さい。
そのため、本作で想像される実在の人物や会社や店とは関係なく。
また極めて私的な見解もあるので、その点もお許し下さいますようお願いします。
そういう意味では、サササッ!と流し読み頂けると幸いです。
ではでは。
「2代目マイク・ハマーの事件簿」その第1話を始めさせて頂きます・・・。
■ ■ ■ □ ■ ■ ================================== ■ ■ ■ ■
東京・銀座。
あらゆる種類の人が、集まり、そして散っていく華やかな街。
近代的なビルのすぐウラ、路地裏と呼ぶにふさわしい一角に。
バー好きなら、知る人ぞ知るバー。
一度は行ってみたいと願う老舗のバーがある。
夜。9時を少し回った、小雨の降る日だった。
小さな看板がポツンと一つ、窓一つない壁についている。
その薄明かりのすぐ下には、やや大きめの木製ドア。
そのドアは。
開ける人を選ぶ、いやドアを開けるかどうかの勇気を試すかのように。
そのバーと共に時間を重ねてきた自信と誇りにあふれ、重厚感をたたえていた。
スゥー・・・・・・。
だが見た目以上に、ドアはスムーズに開いた。
そして、開けた者を暖かく迎え入れるように。
さまざま人の声が聞こえてきた。
いったい、いつ造られたのだろう?
ドアの先には、半世紀近く生きてきたオレより。
ずっと年季の入った木製の階段が地下へ続いていた。
今宵が楽しいく時となるか?
それとも、忘れたい思い出になるか?
少しの緊張感と大きな期待の中、食事で飲んだシャンパンとワインが。
オレの気持ちを膨らませると共に、足元に気をつけろ!とささやいていた。
地下に降りると。
そこには、大勢の男女と数名のバーテンダーさんが。
にこやかに集う、80年の歴史を超える空間が広がっていた。
「どうぞ、ちょうどカウンターが空いたところです・・・」
なんという幸運だろう。
この曜日、しかもこの時間帯では。
まず満席だろうと思っていたが、想像どおりの混み具合だった。
しかも、銀座のバーで事前に予約を入れておくほど。
オレはヤボじゃない、たとえ大切な連れがいてもしない。
もし混んでいて、入れないなら。
次のバーへ行くだけのことだ。
それほど銀座には、バーというものがいくつもある。
万が一、そのバーに入れないなら。
その日はツイてないだけのこと。
一人なら帰るかもしれないし、もしそれなりの連れがいれば。
あまりアレコレ考えず、歩くにも負担がない程度の距離。
近くの席数のある大きめのバーに行って、それなりに過ごすか。
空いている可能性がある、無名で未知のバーで冒険するか。
この程度で、終わってしまうのだが。
しかし、この日は違っていた・・・。
まずこのバーに来たかった。
それは、連れのリクエストでもあった。
そして。何よりオレ自身が、このバーに行きたい日だった。
そのため、もし入れなかったら。
大きめのバーや無名のバーでの冒険でなく。
次、次と。
その日は小雨でも、ビル風でズボンの膝まで濡れてしまうような日だったが。
びしょ濡れになっても、行きたいバーへはやる足取りで行っていただろう。
しかし。混んでいると思ったが、入れたこと。
しかもカウンターに座れる、それもトップのバーテンダーさんの前に。
銀座でも、いや全国でも名の知れた大ベテランの方。
その方の目の前、カウンターに座れるなんて!
入れただけでも幸運だが、その何倍もの幸運を感じながら。
オレは、オレ以上にバー慣れしている連れを。
それでも、静かにリードするように。
このバーで飲みたかった、モスコミュールを。
連れの分と合わせて2つ、オーダーした。
そして。その日、2杯目のオリジナルカクテルを。
連れとにこやかに、オレが思うバーの3大要素。
何より、バーテンダーさんの人柄。
カクテルや提供されるモルトの種類や質。
カウンターに代表される店の内装や構え。
「ここは、場全体になにか魅力を感じるわ」
という連れの言葉に表されるように。
その3つが融合された空間と共に楽しんでいた。
その時。事件は起きた・・・。
後から来た、20代~30代と思われる女性と。
たぶん50代~60代と思われる男性のカップルが。
ちょうど空いた、オレと連れから少し離れたカウンターに座った時のことだった・・・。
実は。
女性がバーに行って、もしカウンターに座ったら。
してしまうと、ヤッチマッタ!と思われることが3つある。
バーに慣れているというか、バーが好きな人なら。
おそらく誰でも知っていることだ。
それをさりげなくカバーするのが、連れの男の役目というか。
オレに言わせれば、ある意味では義務であり、男の技量なのだが。
そのヤッチマッタ!ということの一つを。
カウンターに座ってすぐに、その女性がしてしまった!
それは、彼女のオーダーの一言だった。
しかも、なんと!連れの男は。
となりの女性、その女性も男性と来店していたが。
そんな見知らぬ女性に話しかけていて、何の行動も示さなかった!
・・・そして見事に!オレの予想どおり。
大ベテランのバーテンダーさんは。
このカップルに聞こえないほどの小さな声で。
「ウチは、定食屋じゃないよ・・・」
とつぶやき、ヤッチマッタ!感を漂わせたのだった。
これだけでも、まさに絵に書いたような事件だったが。
その日は、まさにバーならではの事件がもう一つ。
今度はオレの右隣の席にいた男性、年は30代~40代だろうか。
すぐとなりのため、つい聞こえてきてしまう会話から。
この老舗のバーに通いつめている、なじみの客だと思われた。
そんな男性客は、先ほどのバーテンダーさんのささやきを耳にして時。
思わず苦笑をもらしていたのだが、今度は自ら発した次の一言。
「ここのバーで、ここで育ったようなオレだから
別のバーでモスコミュールを飲んだ時、XXXXっていったんですよ!」
この発言で・・・別のバーテンダーさんからたしなめられることになる。
そう。彼もまた、ヤッチマッタ!事件を引き起こしたのだ・・・。
この事件で、ヤッチマッタ!男性はバーに通っている割には。
いや、恐らくいろいろなバーに通いなれているのでなく。
ただ単に、このバーに通いつめた常連客では?と。
こんな思いをオレの中で引き起こした。
実のところ、バーは。
正確にいうと、バーテンダーさんは。
顔なじみの通いつめた常連客よりも。
身も知らない、一見の客だが「バー慣れしている!」と感じる客に。
一目を置いて、接客することがよくある。
もちろん、どっちの客が上とか下とか。
バー慣れしているから、偉い!とかいうことではない。
あまりバーがお好きでない、敷居が高いと思っている方に。
念のため伝えておくが、この夜のヤッチマッタ!カップルには。
決して不快な思いも、恥ずかしい思いもさせることもなく。
上手にサブのバーテンダーさんが、丁寧にフォローしていた。
また物知り顔で、このヤッチマッタ!女性に講釈をたれるつまらん客も。
このバーのカウンターにはいなかった、これも申しそえておこう。
そして、たしなめられた男性客もまた。
その心境はうかがい知れないが、その後の彼の会話や態度とか。
彼がこの老舗のバーに通い、他のバーにも行くほどの人物だからこそ。
不快な思いではなく、きっと学びの機会として良かったと思っているだろう。
このようにバーは、酔っ払いや訳知り顔の人、バーに慣れていない人に。
きわめて優しい存在であり、その雰囲気をバーに作り、演出するのも。
バーテンダーの役割であり、不可欠な技量だと言えるだろう。
そしてこの老舗バーも、やさしい空間をもったバーの一つであった。
・・・そんなバーで立て続けて起きた、バーならではの事件。
それを尻目に。
「さっ、行こうか!」
と2杯飲み干し、サッと席を立ったオレと連れ。
最初から2~3杯飲んで。
次のバーへハジコの予定でいたのだ。
そして次のバーのカウンターに座り、一杯目のカクテルをオーダーした時。
この2つの事件をオレは、このカップルと男性客には申し訳ないが。
連れと「酒の肴」にしていた・・・。
さて。ここで読者のみなさんには、この事件の真相を推理して欲しい。
はたして、カップルの女性は。
いったい、どんなオーダーをしたのか。
そして、男性客は。
モスコミュールについて、どんなコメントを他の店でしたのか。
その回答編は、次回に。
ではでは。また。
ビジネス関係でなく、経営者やビジネスマンのプライベートタイムとか。
接待やデートなどに使えそうな話題づくりや話のネタをご提供します。
どちらかというと、男性や女性の心理や恋愛の話とか。
日が沈んでからの時間帯、そこで起きた出来事などが中心になります。
そういう意味では大人のコラム、というべきでしょうか。
また形式としては「越後屋の商い帳」と同様に小説です。
ただ時代小説風でなく、舞台は現代。
酒とシガーと女性を愛する男が主人公。
題して「2代目マイク・ハマーの事件簿」シリーズ。
本家・マイク・ハマーの小説がハードボイルドなら。
こちらは半熟?ソフトボイルドくらいだと思います。
書いているのは、経験したことなど事実に基づいていますが。
そこは小説、一部に脚色や演出ががあることはご了解下さい。
そのため、本作で想像される実在の人物や会社や店とは関係なく。
また極めて私的な見解もあるので、その点もお許し下さいますようお願いします。
そういう意味では、サササッ!と流し読み頂けると幸いです。
ではでは。
「2代目マイク・ハマーの事件簿」その第1話を始めさせて頂きます・・・。
■ ■ ■ □ ■ ■ ================================== ■ ■ ■ ■
東京・銀座。
あらゆる種類の人が、集まり、そして散っていく華やかな街。
近代的なビルのすぐウラ、路地裏と呼ぶにふさわしい一角に。
バー好きなら、知る人ぞ知るバー。
一度は行ってみたいと願う老舗のバーがある。
夜。9時を少し回った、小雨の降る日だった。
小さな看板がポツンと一つ、窓一つない壁についている。
その薄明かりのすぐ下には、やや大きめの木製ドア。
そのドアは。
開ける人を選ぶ、いやドアを開けるかどうかの勇気を試すかのように。
そのバーと共に時間を重ねてきた自信と誇りにあふれ、重厚感をたたえていた。
スゥー・・・・・・。
だが見た目以上に、ドアはスムーズに開いた。
そして、開けた者を暖かく迎え入れるように。
さまざま人の声が聞こえてきた。
いったい、いつ造られたのだろう?
ドアの先には、半世紀近く生きてきたオレより。
ずっと年季の入った木製の階段が地下へ続いていた。
今宵が楽しいく時となるか?
それとも、忘れたい思い出になるか?
少しの緊張感と大きな期待の中、食事で飲んだシャンパンとワインが。
オレの気持ちを膨らませると共に、足元に気をつけろ!とささやいていた。
地下に降りると。
そこには、大勢の男女と数名のバーテンダーさんが。
にこやかに集う、80年の歴史を超える空間が広がっていた。
「どうぞ、ちょうどカウンターが空いたところです・・・」
なんという幸運だろう。
この曜日、しかもこの時間帯では。
まず満席だろうと思っていたが、想像どおりの混み具合だった。
しかも、銀座のバーで事前に予約を入れておくほど。
オレはヤボじゃない、たとえ大切な連れがいてもしない。
もし混んでいて、入れないなら。
次のバーへ行くだけのことだ。
それほど銀座には、バーというものがいくつもある。
万が一、そのバーに入れないなら。
その日はツイてないだけのこと。
一人なら帰るかもしれないし、もしそれなりの連れがいれば。
あまりアレコレ考えず、歩くにも負担がない程度の距離。
近くの席数のある大きめのバーに行って、それなりに過ごすか。
空いている可能性がある、無名で未知のバーで冒険するか。
この程度で、終わってしまうのだが。
しかし、この日は違っていた・・・。
まずこのバーに来たかった。
それは、連れのリクエストでもあった。
そして。何よりオレ自身が、このバーに行きたい日だった。
そのため、もし入れなかったら。
大きめのバーや無名のバーでの冒険でなく。
次、次と。
その日は小雨でも、ビル風でズボンの膝まで濡れてしまうような日だったが。
びしょ濡れになっても、行きたいバーへはやる足取りで行っていただろう。
しかし。混んでいると思ったが、入れたこと。
しかもカウンターに座れる、それもトップのバーテンダーさんの前に。
銀座でも、いや全国でも名の知れた大ベテランの方。
その方の目の前、カウンターに座れるなんて!
入れただけでも幸運だが、その何倍もの幸運を感じながら。
オレは、オレ以上にバー慣れしている連れを。
それでも、静かにリードするように。
このバーで飲みたかった、モスコミュールを。
連れの分と合わせて2つ、オーダーした。
そして。その日、2杯目のオリジナルカクテルを。
連れとにこやかに、オレが思うバーの3大要素。
何より、バーテンダーさんの人柄。
カクテルや提供されるモルトの種類や質。
カウンターに代表される店の内装や構え。
「ここは、場全体になにか魅力を感じるわ」
という連れの言葉に表されるように。
その3つが融合された空間と共に楽しんでいた。
その時。事件は起きた・・・。
後から来た、20代~30代と思われる女性と。
たぶん50代~60代と思われる男性のカップルが。
ちょうど空いた、オレと連れから少し離れたカウンターに座った時のことだった・・・。
実は。
女性がバーに行って、もしカウンターに座ったら。
してしまうと、ヤッチマッタ!と思われることが3つある。
バーに慣れているというか、バーが好きな人なら。
おそらく誰でも知っていることだ。
それをさりげなくカバーするのが、連れの男の役目というか。
オレに言わせれば、ある意味では義務であり、男の技量なのだが。
そのヤッチマッタ!ということの一つを。
カウンターに座ってすぐに、その女性がしてしまった!
それは、彼女のオーダーの一言だった。
しかも、なんと!連れの男は。
となりの女性、その女性も男性と来店していたが。
そんな見知らぬ女性に話しかけていて、何の行動も示さなかった!
・・・そして見事に!オレの予想どおり。
大ベテランのバーテンダーさんは。
このカップルに聞こえないほどの小さな声で。
「ウチは、定食屋じゃないよ・・・」
とつぶやき、ヤッチマッタ!感を漂わせたのだった。
これだけでも、まさに絵に書いたような事件だったが。
その日は、まさにバーならではの事件がもう一つ。
今度はオレの右隣の席にいた男性、年は30代~40代だろうか。
すぐとなりのため、つい聞こえてきてしまう会話から。
この老舗のバーに通いつめている、なじみの客だと思われた。
そんな男性客は、先ほどのバーテンダーさんのささやきを耳にして時。
思わず苦笑をもらしていたのだが、今度は自ら発した次の一言。
「ここのバーで、ここで育ったようなオレだから
別のバーでモスコミュールを飲んだ時、XXXXっていったんですよ!」
この発言で・・・別のバーテンダーさんからたしなめられることになる。
そう。彼もまた、ヤッチマッタ!事件を引き起こしたのだ・・・。
この事件で、ヤッチマッタ!男性はバーに通っている割には。
いや、恐らくいろいろなバーに通いなれているのでなく。
ただ単に、このバーに通いつめた常連客では?と。
こんな思いをオレの中で引き起こした。
実のところ、バーは。
正確にいうと、バーテンダーさんは。
顔なじみの通いつめた常連客よりも。
身も知らない、一見の客だが「バー慣れしている!」と感じる客に。
一目を置いて、接客することがよくある。
もちろん、どっちの客が上とか下とか。
バー慣れしているから、偉い!とかいうことではない。
あまりバーがお好きでない、敷居が高いと思っている方に。
念のため伝えておくが、この夜のヤッチマッタ!カップルには。
決して不快な思いも、恥ずかしい思いもさせることもなく。
上手にサブのバーテンダーさんが、丁寧にフォローしていた。
また物知り顔で、このヤッチマッタ!女性に講釈をたれるつまらん客も。
このバーのカウンターにはいなかった、これも申しそえておこう。
そして、たしなめられた男性客もまた。
その心境はうかがい知れないが、その後の彼の会話や態度とか。
彼がこの老舗のバーに通い、他のバーにも行くほどの人物だからこそ。
不快な思いではなく、きっと学びの機会として良かったと思っているだろう。
このようにバーは、酔っ払いや訳知り顔の人、バーに慣れていない人に。
きわめて優しい存在であり、その雰囲気をバーに作り、演出するのも。
バーテンダーの役割であり、不可欠な技量だと言えるだろう。
そしてこの老舗バーも、やさしい空間をもったバーの一つであった。
・・・そんなバーで立て続けて起きた、バーならではの事件。
それを尻目に。
「さっ、行こうか!」
と2杯飲み干し、サッと席を立ったオレと連れ。
最初から2~3杯飲んで。
次のバーへハジコの予定でいたのだ。
そして次のバーのカウンターに座り、一杯目のカクテルをオーダーした時。
この2つの事件をオレは、このカップルと男性客には申し訳ないが。
連れと「酒の肴」にしていた・・・。
さて。ここで読者のみなさんには、この事件の真相を推理して欲しい。
はたして、カップルの女性は。
いったい、どんなオーダーをしたのか。
そして、男性客は。
モスコミュールについて、どんなコメントを他の店でしたのか。
その回答編は、次回に。
ではでは。また。
2015年9月30日水曜日
番頭さんの苦闘とは
前回。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
会社の継続、会社経営には。
困難がつきものであり、困難から生じる苦闘や苦悩がつきものであって。
2代目経営者として苦闘や苦悩がないのは、ただ単に困難に目をつぶって先送りしているか。
創業者や起業家と違って、2代目経営者の場合は。
社内の他の誰かが、先送りする2代目経営者の尻を叩いたり。
その人なりの立場や力で、2代目に代わって困難に立ち向かったり。
誰かに苦闘や苦悩を押し付けている状態も、決して少なくない気がします。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
とお話しましたが。
この「誰かに苦闘や苦悩を押し付けている」という典型的な実例をお話したいと思います・・・・。
「・・・2代目師匠さん、ウチの社長のことをどう思います?
正直に言って下さい、ウチの2代目の評判はどうでしょう?・・・」
先日、古い取引先のある方から。
会合の後のお酒の席、しかもだいぶ酔いも回った3次会となったスナックで。
席に着くなり、こんな質問を投げかけられました。
この方は、ある会社の古参幹部さん。
創業者である先代の右腕であった、いわゆる番頭さんです。
仮にAさん、としましょう。
Aさんとは10年以上前から、昼間の会合や商談でご一緒だったり。
会合後の懇親会やパーティーで、テーブルが一緒の時はありましたが。
2次会、3次会と少人数で流れる席は、今回が初めてでした。
一方で創業者のお父さまが、急な病気で倒れてから。
経営の実権を継いだAさんの会社の2代目社長さんは。
年下なので仮にB君としますが。
商工会の会合や異業種会などで、時おり少人数で飲みに行くことがありました。
B君とは、仲が良いわけでもなく。
もちろん、仲が悪いというわけでもないですが。
どちらかというと、一定の距離をとっているような関係でした。
というのも以前、B君に頼まれて紹介した2代目経営者の先輩から。
「2代目師匠君に紹介されたから会ったけど、彼(B君)はちょっと・・・」
というお話があって、しかも紹介したわりには結果の報告もなくて。
B君は・・・どちらというと不義理な人なんだ、という印象があったり。
B君の同世代の2代目経営者の人からは、異口同音に。
周囲と協調する、周りに気をつかうタイプでないという評判を耳にしたりして。
何となく、彼とは「大人のつきあい」をしていたのです。
加えて、飲み会や商工会などのお付き合い場だけでなく。
B君の商売に対する姿勢についても、あまり良くない話を聞いていましたが。
あくまでも、これらの話は「また聞き」で私自身が感じていることでなく。
ましてやお酒の席で、あーだ、こーだ、と言うのも気が挽けて。
Aさんの真意もわからない中、お茶を濁すように。
「大丈夫じゃないですか?経営者として立派にやっていると思いますよ」
と応えたところ、Aさんは。
「いえ、外での評判は良くないことばかり耳にしています・・・
というの外部の方から、いろいろと言われているのです・・・
他の人の評判を落とすような話をしたとか、
ウラでヘンなことをお客に吹き込んだとか・・・
お客さんとの接待の場や主催した場なのに、
いつの間にか断りもなくいなくなるとか・・・
それでウチの2代目に社内で確かめると、
やはりそういうことをしているんです・・・
別に商売ですから、
何かしらの文句や批評はあって当然かもしれませんが・・・
騒いでかき回すだけで、契約にならない、
またお客さんの気分を悪くしただけで・・・
その後始末を私がしているんです・・・
何かと飲み会だ、ゴルフだと・・・
実績がない、仕事になっていないのに・・・
交際費をつかって、何をしているんだか・・・
先代が倒れた時も飲み歩いていて・・・
倒れたのに、プライベートな旅行に行くと言い出して・・・
正直、ウチの若い社員からも、批判が出ているんですよ・・・
・・・・弱ったものでして・・・・・・・・・・・」
と言って、最後にポツリ。
「もう、今の会社は辞めようかとも思っているんですよ・・・」
とAさんは、悲しそうに話していました。
あとで聞けば、Aさんが辞めたら。
あの会社はもたない、と同業者の方たちは口にしているそうです。
経営トップであるB君が、社長として幹部のAさんをサポートするどころか。
Aさんを苦悩や苦闘の淵に立たせている、辞めたいと思うまでにしている・・・。
たしかに、古参の番頭さんと2代目がぶつかって。
番頭さんが辞める、2代目が辞めさせるという話はよくあります。
ただ、それは経営方針や価値観の違いで生まれるものもあれば。
Aさんのように、2代目の尻拭いにイヤ気が差すようなこともあります。
経営方針や価値観の相違が引き金の場合は。
たとえば、このまま番頭さんを放置しておくと若手や会社のためにならないと。
社内での支持を得ながら、2代目が番頭さんを辞めさせることもあるでしょう。
また2代目と番頭さんが、お互いに会社に良かれと思ってした行動の結果として。
時代認識や市場に対する感覚のズレなどで、番頭さんが自ら辞めることもあると思います。
それに比べて、Aさんのように2代目のお守りや尻拭いに疲れて辞めるとか。
たとえば単に気に入らない、口うるさいからと短絡的に辞めさせてしまうとかでは。
その後の会社の状況は、行って帰ってくるほどの違いがあるものです。
その上でどちらにしても、2代目経営者は古参の番頭さんの処遇について。
誰か信頼のできる第三者の方に、相談しながら決めた方がより良いと思います。
ずっと前の話ですが、別の2代目経営者のC君から。
先代が同業他社からスカウトしてきた、番頭さんのことで。
先代が急逝して、業界にも社内にも慣れないC君が社長となってから。
事あるごとに彼の意向を無視して、勝手なことを社の内外でしている。
どのように対処や処遇したら良いか?と相談を受けたことがあります。
その時に、C君にまず話したのは「コンパス(方位磁石)」のことです。
やり方、たとえば山に登るとして。
ヘリコプターで行くのか、登山道を行くのか、けもの道を行くのかなど。
いろいろな登り方、考え方、ビジネスの方法や進め方に違いがあっても。
大きな観点で「北へ向かう」という方角があっていれば。
私心がなく、会社や社員やお客さんのためなどの意識があるならば。
C君と番頭さんでコンパスの指す方位が一緒なら、もう少し様子を見た方が良い。
もしそうでなければ辞めさせてもイイ、いや辞めさせるべきと思う、と話したのです。
結果、C君は私心で番頭さんが会社の実権を握ろうと画策していたこと。
さらに外部の取引先にも、彼の批判をバラまいて巻き込もうとしていたことなどが判明して。
C君は、番頭さんを辞めさせました。
その後、この番頭さんは別の同業者に移って。
何かとC君の批判を続け、古巣である彼の会社の評判を落とそうとしました。
ハッキリ申し上げて。
以前であっても、現在進行形であっても。
立場が番頭や幹部社員であっても、一般社員であっても。
勤めていた会社、勤めている会社の批判を声高に話して。
評判を落とすような行為をするヤカラに、優秀な人はいません。
C君のところの元・番頭さんは、転職先も追われるように辞めた後に。
県外の同業者の支援を受けるような形で、会社を起こして巻き返しを図りましたが。
何の実績も業績も残さないまま、いつしか消えて行きました。
このように番頭さんは、番頭さんであるゆえに経営者の苦闘とは違って。
辞めることもできれば、とんでもない経営者から理不尽にもクビにされることもあります。
その中でも、本来なら軽減されるべき苦闘を背負わさせているAさん。
反対に本来なら番頭としての背負うべき苦闘を放棄したC君の元・番頭さん。
2人は、同じ番頭さんという立場でも。
AさんとC君の元・番頭さんの苦闘や苦悩や悩みは。
その方向や周囲からの評価が、大きく違って見えます。
あなたの会社には、古参の番頭さんがいますか?
その番頭さんは、Aさんのタイプ?それともC君の元・番頭さんのタイプでしょうか?
もしAさんのように、辞めるという選択肢を持たずに。
2代目経営者の苦闘を親身になり、分かち合ってくれる番頭さんならば。
世代的な価値観の違いや新旧のやり方の相違があっても。
それは2代目の苦闘を自ら背負って苦闘してくれる番頭さんとして。
しっかりと引き留めておくべきではないでしょうか。
ではでは。また。
2015年9月3日木曜日
経営者の苦闘とは
かなり以前、経営に思い悩んでいる時。
すごく考えさせられた記憶があるのですが。
『企業の継続年数というのは、
その企業がどれだけ困難に「耐えたか」の指標であり、
また経営者が精神的困難をどれだけ乗り越えたかの指標でもあります』
先日、このような言葉を。
起業家に投資するベンチャーキャピタルの方が書いた本から目にしました。
たしかに、会社を継続するというのは数値的に見ても困難です。
統計や計算したもの、諸説いろいろある中で。
企業生存率を一番高めに出している数値でも。
創業後10年続く会社は、100社中70~80社くらいと言われて。
それが、長年にわたり2代目、3代目・・・と存続していくとしたら。
創業者から2代目に継ぐ時期になるであろう、創業後20~30年では。
100社中50社前後となり、それが3代目に継ぐ段階の創業後50年となると。
100社中16社ほどになっています。
さらに3代目が経営を全うするあろう、創業後100年ともなれば。
わずか1000社に1~3社程度だと言われています。
もちろん今、2横ブログをお読みの創業者や2代目や3代目以上の経営者の方なら。
こんな数字を目にするまでもなく、経営をする困難、企業を継続する困難をハダで感じて。
それに伴う「経営者の精神的困難」は、骨身にしみているはず。
経営には困難がつきものであり、困難なことでもあり。
企業の継続年数は、まさにそれに耐えた証(あかし)であって。
企業が困難に耐えるとは、経営者が精神的困難を乗り越えたことに他ならない・・・。
経営者の末席にいる私としても、このように。
日々の経営活動で感じ、骨の髄までしみ込んで思うのです。
その上で、企業をゼロから立ち上げた創業者や起業家はもとより。
2代目や3代目といった、企業の継続年数を重ねる役目の経営者も。
創業者や起業家、また世間から見れば、甘いのかもしれませんが。
それでもその姿は、まさに苦闘、苦しみ、戦うことの連続のようにも思えます。
そんなシビアな創業者や起業家の苦闘について、冒頭の言葉と共に。
・苦闘とは、そもそもなぜ会社を始めたのだろうと思うこと
・苦闘とは、あなたはなぜ辞めないのかと聞かれ、その答えを自分もわからないこと
・苦闘とは、自分自身がCEOであるべきだと思えないこと
・苦闘とは、自分の能力を超えた状況だとわかっていながら、代わりが誰もいないこと
・苦闘とは、全員があなたをろくでなしだと思っているのに、誰もあなたをクビにしないこと
・苦闘とは、失敗ではないが、失敗を起こさせる、
特にあなたが弱っているときにはそうだ、弱っているときは必ず
と語っていたのが、次の「ハード シングス」という本です。
もしこの創業者や起業家向けの「苦闘とは」の言葉を。
2代目経営者に、置き換えるとすれば。
・苦闘とは、そもそもなぜ会社を継いだのだろうと思うこと
・苦闘とは、あなたはなぜ2代目社長をしているのかと聞かれ、
その答えを自分もわからないこと
・苦闘とは、自分自身が2代目社長であるべきだと思えないこと
・苦闘とは、自分の能力を超えた状況だとわかっていながら、
先代の跡を継いだり、代わったりりする人が誰もいないこと
・苦闘とは、周りがあなたをボンボンやオジョウちゃんと思っているのに、
誰もあなたをクビにしようとしないこと
・苦闘とは、失敗ではないが、失敗を起こさせる、
特にあなたが弱っているときにはそうだ、弱っているときは必ず・・・。
となるのではないでしょうか?
その一方で、世の中には。
経営者としての苦闘とは無縁に、先代の財産や資産を回すだけで。
2代目社長です!と胸を張り、いつしか先代の遺産がなくなることに気づかずに。
そのままズルズルとジリ貧になっていく、そんな2代目がいるのも現実です。
そういう2代目は、得てして。
周りの人に、大きく見せようとか、強く見せようか。
えらく見せようとか、力や金があるところを見せようとか。
こんな立ち居振る舞いをしているわけで、特に男性の2代目経営者に。
こういう人が少なからずいて、その多くが自滅に至っている気がします。
一方で、反対に卑下するような態度の2代目も。
やはり男性の2代目経営者の中に、少なからずいますが。
内実はバカにされたくないだけ、本質は変わらないとも感じます。
もちろん、苦闘、苦悩すれば一人前!という話をしたいわけではありません。
また私自身を含め、誰もが苦闘や苦悩なしに生きられたなら。
苦闘や苦悩なしに、会社を継続できて次の代へバトンタッチできたなら。
こんなにイイことは、ないとも言えるでしょう。
しかし、冒頭の言葉とおり。
会社の継続、会社経営には。
困難がつきものであり、困難から生じる苦闘や苦悩がつきものであって。
2代目経営者として苦闘や苦悩がないのは、ただ単に困難に目をつぶって先送りしているか。
創業者や起業家と違って、2代目経営者の場合は。
社内の他の誰かが、先送りする2代目経営者の尻を叩いたり。
その人なりの立場や力で、2代目に代わって困難に立ち向かったり。
誰かに苦闘や苦悩を押し付けている状態も、決して少なくない気がします。
最後に。
この本で語られていた「つらいときに役に立つかもしれない知識」をご紹介します。
・ひとりで背負い込んではいけない
・単純なゲームではない(苦闘は戦略が必要なチェスだ)
・長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
・被害者意識を持つな
・良い手がないときに最善の手を打つ
この言葉のように、つらい時には。
世の中からは、創業者や起業家から見れば。
苦労や苦闘も苦悩もしていない、楽な立場と言われて。
実際に、楽ばかり追い求めているヤカラも。
2代目経営者にいることも、実感していますが。
日本のどこかで、額に汗して、ワキに冷や汗をかいて。
今日も東奔西走、マジメに経営に取り組む2代目のために。
苦闘する姿や苦悩する心を少しでも分け合うことができる場になれば・・・と願って。
2代目横丁は、存在しているのです。
ではでは。また。
すごく考えさせられた記憶があるのですが。
『企業の継続年数というのは、
その企業がどれだけ困難に「耐えたか」の指標であり、
また経営者が精神的困難をどれだけ乗り越えたかの指標でもあります』
先日、このような言葉を。
起業家に投資するベンチャーキャピタルの方が書いた本から目にしました。
たしかに、会社を継続するというのは数値的に見ても困難です。
統計や計算したもの、諸説いろいろある中で。
企業生存率を一番高めに出している数値でも。
創業後10年続く会社は、100社中70~80社くらいと言われて。
それが、長年にわたり2代目、3代目・・・と存続していくとしたら。
創業者から2代目に継ぐ時期になるであろう、創業後20~30年では。
100社中50社前後となり、それが3代目に継ぐ段階の創業後50年となると。
100社中16社ほどになっています。
さらに3代目が経営を全うするあろう、創業後100年ともなれば。
わずか1000社に1~3社程度だと言われています。
もちろん今、2横ブログをお読みの創業者や2代目や3代目以上の経営者の方なら。
こんな数字を目にするまでもなく、経営をする困難、企業を継続する困難をハダで感じて。
それに伴う「経営者の精神的困難」は、骨身にしみているはず。
経営には困難がつきものであり、困難なことでもあり。
企業の継続年数は、まさにそれに耐えた証(あかし)であって。
企業が困難に耐えるとは、経営者が精神的困難を乗り越えたことに他ならない・・・。
経営者の末席にいる私としても、このように。
日々の経営活動で感じ、骨の髄までしみ込んで思うのです。
その上で、企業をゼロから立ち上げた創業者や起業家はもとより。
2代目や3代目といった、企業の継続年数を重ねる役目の経営者も。
創業者や起業家、また世間から見れば、甘いのかもしれませんが。
それでもその姿は、まさに苦闘、苦しみ、戦うことの連続のようにも思えます。
そんなシビアな創業者や起業家の苦闘について、冒頭の言葉と共に。
・苦闘とは、そもそもなぜ会社を始めたのだろうと思うこと
・苦闘とは、あなたはなぜ辞めないのかと聞かれ、その答えを自分もわからないこと
・苦闘とは、自分自身がCEOであるべきだと思えないこと
・苦闘とは、自分の能力を超えた状況だとわかっていながら、代わりが誰もいないこと
・苦闘とは、全員があなたをろくでなしだと思っているのに、誰もあなたをクビにしないこと
・苦闘とは、失敗ではないが、失敗を起こさせる、
特にあなたが弱っているときにはそうだ、弱っているときは必ず
と語っていたのが、次の「ハード シングス」という本です。
もしこの創業者や起業家向けの「苦闘とは」の言葉を。
2代目経営者に、置き換えるとすれば。
・苦闘とは、そもそもなぜ会社を継いだのだろうと思うこと
・苦闘とは、あなたはなぜ2代目社長をしているのかと聞かれ、
その答えを自分もわからないこと
・苦闘とは、自分自身が2代目社長であるべきだと思えないこと
・苦闘とは、自分の能力を超えた状況だとわかっていながら、
先代の跡を継いだり、代わったりりする人が誰もいないこと
・苦闘とは、周りがあなたをボンボンやオジョウちゃんと思っているのに、
誰もあなたをクビにしようとしないこと
・苦闘とは、失敗ではないが、失敗を起こさせる、
特にあなたが弱っているときにはそうだ、弱っているときは必ず・・・。
となるのではないでしょうか?
その一方で、世の中には。
経営者としての苦闘とは無縁に、先代の財産や資産を回すだけで。
2代目社長です!と胸を張り、いつしか先代の遺産がなくなることに気づかずに。
そのままズルズルとジリ貧になっていく、そんな2代目がいるのも現実です。
そういう2代目は、得てして。
周りの人に、大きく見せようとか、強く見せようか。
えらく見せようとか、力や金があるところを見せようとか。
こんな立ち居振る舞いをしているわけで、特に男性の2代目経営者に。
こういう人が少なからずいて、その多くが自滅に至っている気がします。
一方で、反対に卑下するような態度の2代目も。
やはり男性の2代目経営者の中に、少なからずいますが。
内実はバカにされたくないだけ、本質は変わらないとも感じます。
もちろん、苦闘、苦悩すれば一人前!という話をしたいわけではありません。
また私自身を含め、誰もが苦闘や苦悩なしに生きられたなら。
苦闘や苦悩なしに、会社を継続できて次の代へバトンタッチできたなら。
こんなにイイことは、ないとも言えるでしょう。
しかし、冒頭の言葉とおり。
会社の継続、会社経営には。
困難がつきものであり、困難から生じる苦闘や苦悩がつきものであって。
2代目経営者として苦闘や苦悩がないのは、ただ単に困難に目をつぶって先送りしているか。
創業者や起業家と違って、2代目経営者の場合は。
社内の他の誰かが、先送りする2代目経営者の尻を叩いたり。
その人なりの立場や力で、2代目に代わって困難に立ち向かったり。
誰かに苦闘や苦悩を押し付けている状態も、決して少なくない気がします。
最後に。
この本で語られていた「つらいときに役に立つかもしれない知識」をご紹介します。
・ひとりで背負い込んではいけない
・単純なゲームではない(苦闘は戦略が必要なチェスだ)
・長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
・被害者意識を持つな
・良い手がないときに最善の手を打つ
この言葉のように、つらい時には。
世の中からは、創業者や起業家から見れば。
苦労や苦闘も苦悩もしていない、楽な立場と言われて。
実際に、楽ばかり追い求めているヤカラも。
2代目経営者にいることも、実感していますが。
日本のどこかで、額に汗して、ワキに冷や汗をかいて。
今日も東奔西走、マジメに経営に取り組む2代目のために。
苦闘する姿や苦悩する心を少しでも分け合うことができる場になれば・・・と願って。
2代目横丁は、存在しているのです。
ではでは。また。
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