2015年2月23日月曜日

これからの経営者は女性が良い!

幸いなことに、2代目横丁(2横)スタッフメンバーの女性経営者とか。
知人の創業や2代目の女性経営者からは、耳にしたことがないのですが。

世の中の女性経営者は、女性というだけで。

「あんたの所とは、取引しない!」
「ちょっとウチの仕事は、女性経営者さんには・・・」

といったことが、本当によくあるようです。

もちろん、私が男性ですので。
もしかしたら、そういう話はしづらいのかもしれません。

また口にしない、表面に出ないだけで。
実際の現場では、起きているかもしれません。

しかも。たしかに、実際には。

女性を社員として採用、または役職として登用したのに。
他の男性社員からの批判や非協力的な行動、偏見などによって。

せっかく入社した女性社員が辞めるとか。
力を出し切れずに、くやしい思いをするとか。

経営者ではないですが、働く女性という話でいえば。
私の会社が所属する業界は、まさに典型的な男社会ですので。

実によくある話でして、当然ながら私の会社でも女性比率は低いです。

そのような中、かなり以前から2横の旧ホームページとか。
このブログ、また勉強会や懇親会でも事あるごとに。

これからの日本の経済環境、中小企業経営者を取り巻く経営状況を考えた時に。

「これからは業種に関係なく、特に日本の中小企業では。
間違いなく、女性経営者の時代になっていくと確信しています。

ですから女性経営者の方は、今よりずっと活躍できるでしょう。
そして私を含め男性経営者には、女性的な思考の経営が求められます。」

という話を繰り返してきました。

というのも、一つには前々回の「つぶやき」で。

doing&havingを好み、doinng&havingを求めて。
doing&havingで満足する、また女性に満足することを求める男性。

doing&havingよりは、自分の存在そのものbeingを大切にして。
beingを満たすこと、また男性から満たされることを求める女性。

という話をしたと思うのですが、今の日本社会では。

このbeing-自己の存在やあり方-の基盤、会社でも、家庭でも、地域社会でも。
相手を認証する、信頼する人間関係が希薄になり、さらに消失することによって。

さまざまな事件の発生、または社会的な傾向が強まっていると思われます。

たとえば。誰でも良かった、というトンデモない動機での通り魔事件を起こすヤツ。
ストーカー事件の犯人、または草食系といわれ意欲や向上心が低下した若い人。

さらに定年後に、何もすることがなく「ゴミ」とまで言われてしまう人。
そして仕事や生きること、そこで問題や壁にぶつかり死を選んでしまう人。

これらの事件や行動を起こすのは、その多くが男性ですが。

子どもの頃からの教育や生活環境の中で、親や周囲の大人から。
または仕事や社会生活や家庭生活の中で、上司や家族や周辺の人たちから。

イイ子でいなさい!△△でありなさい!こうしなさい!結果を出しなさい!など。
抑制や限定を求められ、doing&havingを削り取られる、または強制されて。

beingを消失してしまった男性が、増えているからではないでしょうか。

別の言い方をすれば、男性の未成熟化の傾向が高まって。

十分にbeingを満たされない、それゆえに冒険やチャレンジ精神など。
典型的なdoing&having、そののパワーを失った男性が増加していて。

beingを想起させる母性的な行動、女性的な思考や発想が。
会社組織の中で、また人材教育や経営の現場で必要になったと考えているのです。

一方で、経営やビジネスは。
まさにdoing&having、その連続であるともいえます。

だからこそ、男性的な思考や発想が適してきたわけで。
doing&havingをなくして、会社経営もビジネスも仕事も語れませんが。

そもそも、何ために仕事やビジネスに臨むのか?という点を考えれば。
それは自分の存在を認めてもらう、自分の存在意義を実感するためであって。

beingが低下または消失してしまえば、doing&havingも低下や消失してしまうのです。

そう。反対に女性経営者が、経営やビジネスでdoing&havingの思考や発想が求められても。
本来は得意とするbeingの思考や発想、その行動を抑えてまで、Do&Haveを追求すると。

かえって、会社経営やビジネスが進まないことも生じやすくなるでしょう。

そこで女性、または女性経営者の方は。
特に、社内に古参の男性幹部もいるであろう2代目女性経営者の方は。

幹部であれ、社員であれ、お客さんや取引先の男性であれ。
また恋人や夫、場合によれば息子や親戚の男の子であれ。

経営やビジネスの場面で、男性を相手にする時。
どうにか、コイツ(男性)を一人前にしようと思う時。

孫悟空の話ではありませんが、好き勝手に冒険させておいても。
ビューン!と世界の果てまで飛んでいった気にさせておいても。

所詮は、お釈迦様(女性であるアナタ)の手のひらの上ですから。

しなやかに、したたかに、男はカワイイ猿?と思って。
女優になりきって、演技してあげれば良いのです。

当然ですが。それは甘やかせろ!とか、コビを売れ!とか。
愛想を良くしろ!というのでなく、あくまでも母性的な視点です。

これまた、あたり前のことですから。
コイツはダメだ!これはダメだ!と思えば、手から振り落とす。

それは幻想だ!誤解だ!夢物語だ!勘違いしないで!と。
キッパリ!ハッキリ!と、現実を見せてやれば良いのです。

これまもまた、孫悟空がお釈迦様に戒められて。
山の下敷きとなり、反省させられたのと同じです。

繰り返しになりますが。

混沌として先が見えない、多種雑多な情報があふれかえって。
カオス的な社会構造や経済市場が広がり、それが拡大する日本では。

男性経営者が、努力しないと身につけられないもの。
身につけようとしても、めんどくさくてやりたくないこと。

beingを中心とした組織、人材育成、ビジネス展開が必要不可欠です。

中でも、2代目の男性経営者は子どもの頃から。
イイ子でいなさい!と言われ、守られてきたヤカラが多いですから。

beingのエネルギーや感覚、思考や発想が弱いので。
2代目の女性経営者にとっては、チャンスが増えると思いますよ。

それに。古来から天照大神や卑弥呼、土偶、そして「女将さん」に見るように。

神話の最高神や太陽の象徴が女性であるとか、国のトップが女性であったとか。
社会や家庭の基盤が女性にあるとか、商売の実権は女性がカゲで握ってきたなど。

神話の最高神が男性であったり、女性のトップが生まれた歴史がなかったり。
レディ・ファースト!という上から目線の女性保護の思想を持っていたり。

カタチや統計的には、女性経営者や幹部が多くても。
見えないガラスの天井は、たとえば人種の壁より厚かったり。

このような国に比べて。もともと日本は母性国家であって。
草食系男子の増加も、ある意味で先祖かえり?と思えば。

これからの日本社会、とりわけ会社経営や経済活動は。
女性発想での「女将さん経営」を目指す方が、より良いとも思っています。

ではでは。また。

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