2015年2月2日月曜日

察しない男、説明しない女

今は、私を含めて日本人なら誰でも。
あたり前のように、ごく普通に西洋暦を使っています。

もちろん、日本に限らず世界的にも。
太陽の運行に基づく、西洋暦が共通の暦として使われています。

ですから、西洋暦の1月1日から数えますと。
今日は、今年も1ヶ月が過ぎた日となりますが。

個人的には、2月の立春(今年は2月4日)から新年という感覚が強いです。

そこで新年を前に、ちょっと頭を柔らかく一休みさせてから。
前回に予告した、ヴィジョンや目標といったテーマの話に進もうと思っています。

そのようなわけで本日は、発行されてから半年あまり。
すでに15万部も売れている本なので、ご一読された方も少なくないかもしれませんが。

なるほど!と思った、柔らか頭系?の本をご紹介します。

それは「察しない男 説明しない女」というタイトルの本です。



「どうしてわかってくれないの!?」「言ってくれなきゃわかんないよ! 」
わかり合えない男女のコミュニケーションを「まろやか」にする魔法のフレーズ37。

こんな感じの本でして。

以下のこと、多くの方が「おぉぉ!アルアル!」とか「そうなのよね!そのとおりだわ!」とか。
男性でも、女性でも「そうそう!」と思う男女のコミュニケーションの話が出てきます。

鈍感で察しが悪くて、理屈っぽくて、上下関係が大好きで、なめられたくないのが、男。
よく気がまわり、感情的で、感覚的で、言わなくてもわかってほしいのが、女。

男は結果を重視する/女は過程を重視する
男はナンバーワンになりたい/女はオンリーワンになりたい
男は日常が好き/女は記念日が好き
男は「初めての男」になりたい/女は「最後の女」になりたい
男は使えないものを集める/女は使えそうなものを捨てられない
男は子どもでいたい/女は女でいたい

などなど。

職場での異性の上司、同僚、部下、取引先、お客様への対応とか。
もちろん、プライベート、夜の街?でも使えそうな内容となっています。

本書によると。

脳梁(のうりょう)という、左右の大脳を連結している部分が。
女性の脳は男性よりも脳梁が太く、左右の連絡が良いそうでして。

そのため、女性は脳全体を使ってバランスの取れた能力を出すことができるそうです。

つまり、感情や直感や感覚などをつかさどると言われている右脳。
そして、理論や言語や分析などをつかさどると言われている左脳おいて。

その連携が良いのが女性、悪いのが男性であって。

女性または女性的な脳使いの方は、感情を上手に言葉にできる。
男性または男性的な脳使いの方は、感情を上手に言葉にできない。

これによって男性の思考や行動や価値観は、山を登って頂上に立つようなこと。
何かをして、何かを得ることに集中しやすく、そんな話題や会話が好きで得意。

女性の思考や行動や価値観は、海のように深く包み込むようなこと。
存在そのものを大切に、受け入れることに集中しやすく、そんな話題や会話が好きで得意。

このような男女の違い、コミュニケーションの食い違いやすさがあることになるわけです。

そういえば、以前に。
私の師匠(メンター)の一人、臨床心理学の先生から。

あるご夫婦の離婚の話で、なぜ奥様が離婚を決意されたか?というと。
毎日、飾っていた花に夫が気づかない・・・これがきっかけだということを耳にしました。

男性である私は、エッ!そんなことで!と思いましたが。
女性から見れば、それは立派な離婚の理由になると言うのです。

反対に、だから男女の関係はおもしろい!深くて良いことがある!とも思いますが。

男女のより良いコミュニケーションのために。
目を通しておけば、きっと役に立つ一冊だと思います。


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