2015年1月13日火曜日

2015年を考える

2代目横丁ドットコムのブロガー。
また「チーム2代目横丁」の代表者、2代目「横丁の師匠」です。

旧年中は、2代目横丁をご覧いただきましてありがとうございました。
本年も、よろしくお願いします・・・というご挨拶もそこそこに。

先週の月曜日に、仕事始めとなって。
連休をはさんで1週間、まだ年賀まわりに奔走しています。

そんな中、年末から気になる記事がありまして。
ぜひアップしておきたいと思って、キーボードを叩いております。

それは、大手信用調査会社の「東京商工リサーチ」の記事です。

まず下記の統計データをみて下さい。

2013年 倒産件数 10,855件
2013年 休廃業解散数 28,943件(東京商工リサーチ調べ)

倒産、というのは。
ご存じのように、資産より負債が上回る負債超過の状況で。

資金がまわらなくなり、支払いができなくなって。
事業停止をしてしまう、このような状態です。

それに対して休廃業解散、というのはどういうことかというと。
資産が負債を上回る資産超過の状況でも、事業停止したということです。

企業がその名や体を消していくのは。
大きく分けて、この2つです。

この他に「第3の道」として、M&Aがありますが。
これについては、個人的に深く思う点があって。

正直なところ、今の「M&Aブーム」の影というか。
昨年、実にナマナマしい、そのウラ側を体験したので。

ご要望の方がいれば、そっと、直接お伝えします。

※リクエストは、トップページにあるアドレスまでメールを下さい。※

ということで、本題に戻ると。
私が気になった、というか驚いたというのが正確ですが。

要するに、倒産企業<休廃業解散企業、であって。
それも2.6倍もの格差があるという、この現実です。

そう、私たち「2代目横丁」では。
起業家だ!ベンチャーだ!と世間は言うけれど。

2代目のボンボンが、力もないのに親の七光りで!
飲み屋のネーちゃんだ!組合だ!青年団体だ!と騒ぎやがって!

と世間から白い目でみられ、揶揄や批判されようとも。

また。世襲の経営者、議員、芸能界、花柳界で2代目が「大バカ」をやれば。
だから2代目は!と十把一絡げ(じっぱひとからげ)にあしらわれようとも。

※そりゃ~「小バカ」や「中バカ」はやりますが。
※多くの2代目経営者は、さすがに「大バカ」は・・・。
※いや、ゴメンナサイ。意外と現実には少なくないです・・・m(_ _)m。

事業の継承者として、人並み以上の苦労はしているんだ!
逆に言えば、苦労する気がないなら2代目など継ぐな!

とお伝えしているのですが。

その一端が、会社経営を継承させない、という経営者の増大。
先行きの見通しもなく倒産する前に、という考えの表れがこの数値です。

一昔前なら、せっかくの資産だから、会社だからと。
良かれと思って、子どもや身内に継がせようとしたのに。

今や。こんな苦労はさせたくない、というのが親心になりました。

おそらく、昨年(2014年)も。
倒産件数は前年(2013年)より減少して、7年連続の低下となって。

反対に、休廃業解散件数は対前年で増加では?と思っています。

大企業が「わが世の春」を謳歌して、本格的な景気回復を予想する一方で。
中小企業は受難の時代、まさに「厳冬の冬」が本格化しそうな2015年。

このような予感が、ひしひしと身に迫る今日この頃です。

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