2014年10月9日木曜日

人の目と天の目

おもしろい言葉に出会いました。

その言葉は。

「人の目」というのは、気にするためではなく、利用するためにある

という一文です。

あたり前のことですが、人は社会生活を送る以上は。
老若男女、誰でも「人の目」の中にいると思います。

社長だろうが社員だろうが、幼稚園生だろうがおじいちゃんだろうが。
政治家だろうが労働者だろうが、お金持ちだろうがホームレスだろうが。

立場や年令や経験や知識など、一切関係なく「人の目」の中にいると思うのです。

もちろん、2代目という立場にいる人も。
まさに、いろいろな点で「人の目」の中にいます。

それも、たぶん取り囲まれている「人の目」が、他の人に比べると広くて深い。
しかも、たぶん尊敬やあこがれや信頼などでない目で見られていることが多い。

コイツ、ホンマに仕事できるんかいな?

大丈夫なん?こんな人が社長(家元・大看板)になるって?

何もせんでも手に入れただけで実力ないんとちゃう?

お飾りやからなぁ~ワシら現場のことは知らんやろ!

などなど。先代、社内の古参幹部、同業他社、取引先、世間一般など。
いろいろな立場からの「人の目」は、疑問やハテナマーク?のオンパレードです。

そのため「人の目」を気にしすぎる人もいれば。
反対に「人の目」を気にしなすぎる人が多いのも2代目だと思います。

ただし、残念ながら。気にしなすぎるような2代目の方へ、率直にお伝えすると。
もともと気にしていない方は、決して利用することができないと感じています。

また十中八九、この2代目横丁なんて存在を必要ともしていないでしょうし。
仮に。何かの関係でこの記事をお読み頂いているとしたら、お役に立てないと思います。

大変申し訳ないのですが、大切なお時間をムダにしますので。
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そう。冒頭の言葉は、あくまでも「人の目」を気にしている方。
または気にしすぎている方に向けて「人の目」を利用すると言っていると考えます。

批判も、誤解も、ヤッカミも、中傷も、誹謗も。
警告も、忠告も、お叱りも、叱咤も、激励も。

気にするのでなく、利用する、プラスに、糧にしていく。
気にするのでなく、素直に受け止めてみる、耳を傾ける。

その上で。

「自分の道を迷いながら、歩いている子どものほうが、
他人の道で迷いながら、歩いている大人より好ましい」(ゲーテ)

という言葉があるように。
変化が激しい、さらに激しくなるであろう今の時代は。

周囲や「人の目」を気にしすぎないようにして。
自分の道を歩む気概と発想が必要になっている。

それが「気にする」のでなく「利用する」とした、本当の意味だと思うのです。

ところで、最近は自分の道を歩むとか。
我道を行く(Going My Way)と話すと。

ヒットした「Let it Go」の中に出てくるフレーズ。

ありの~ままでぇ~♪♫

という歌詞を思い出す方が、中にはおられるのではないでしょうか?

また「Let it:ありのまま」と耳にすると「Go」でなく。
それは「Let it be」では?とを思う世代の方もおられるかもしれません。

さらに直訳すると「Go」という方が「好きに我道を行く」という感じで。
「be」の方が存在そのもの、まさに「ありのままで」と思う方もおられるでしょう。

おもしろいことに、この2つの有名な大ヒット曲。

「Let it Go」と「Let it be」の英文の歌詞を読むと。

一つの共通点が見つかります。

実は「Let it Go」の前段には。
「Heaven knows I tried」という歌詞が出てきます。

前後の歌詞からして。私が冷たい風や嵐に挑戦してきた、耐えてきたことを。
「Heaven:天(神様)」は知っている、となると思います。

一方で「Let it be」では。
もっとダイレクトに「Mother Mary:聖母マリアさま」が現れて。

賢人の言葉として「Let it be」と話してくれたとなっています。

なるほど!この2つの有名な歌からすれば。

「人の目」を気にせず「Let it:ありのまま」であっても。
天や神様といった「天の目」があって「天の目」が認めてくれるから。

はじめて「Let it:ありのまま」で「Go:行く」であり「be:存在する」のだと。

このように解釈できるように思えるのです。

人が見ていなくても、天や神様が見ている。
日本風に言えば、お天道様が見ている。

このような感覚があってこそ、私は私よ!「ありのまま」でいられる。

特にリーダー、経営者、上司とか。
中でも、世間からきびしい目が向けられやすい2代目経営者という立場の人は。

天や神様、お天道様のように首尾一貫した価値観や考え方を。

やはり天や神様、お天道様と同じように。
どんな場合でも、どんな人にも、どんな時でも降り注いで。

自分の態度や行動にブレがないようにする、このことが大切ではないでしょうか。

余談ですが、女性から見て「ダメだ!コイツ!」と思われる男性は。
たとえばデートで自分にやさしくても、店員さんやタクシー運転手さんとか。

このような人に横柄な態度を取る人、首尾一貫していない人、だそうです。

そういえば。2代目経営者の中に多いのは、普段は紳士的なのですが。

夜の飲み屋さんになると、お店の女性に横柄な行動や態度に出る人。
先代や先輩経営者と違い、社員や後輩に対すると行動や態度が変わる人。

このような2代目の人は、天や神様、お天道様も見ていますが。
何より「人の目」が見ていて、さらに「人の口」には戸を立てられないものです。

金融機関の評価に「風評」という項目があるように、たとえ「風の評判」でも。
そして「人の評判」でも、中小企業の場合は信用を失うことがあるのでご用心を。

ではでは、また。

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