前回、「中小企業の廃業」を取り上げましたが。
これに関連した話を耳にしました。
それは「廃業の理由」を調べた調査です。
2014年版の中小企業白書によると、廃業理由は。
体力・気力がなくなった ・・・48.3%
先行きに対する不安 ・・・12.5%
その他(取引終了・事業継承等)・・・39.2%
という結果になったらしいのです。
だとすれば、全体の6割が。
体力や気力の喪失、そして不安が理由。
つまり、経営者の体や心が原因だったわけでして。
実際に、事業継承をした私たち2代目経営者も。
たぶん、会社を興した方、創業者の方も。
ハダで感じているのは、中小企業経営の心身への負担感。
そして、これからの日本国内市場の縮小、将来への不安。
若い方とか、創業や継承したばかりの方を除けば。
ほとんどの中小企業経営者が、このことで悩み苦しんでいるのだと思います。
それほど、中小企業経営者は、心身ともに疲れている。
ハッキリ言えば、病んでいる、と言えるのではないでしょうか。
私たち事業継承をした者、そして次に継承しようと願う者にとって。
これは大きな課題、テーマとして臨んだ方が良いでしょう。
では、このような体力や気力の低下や消耗を防ぎながら。
不安の増大する、不透明な時代を切り開くためには。
いったい、どのようにしたら良いのでしょうか?
もちろん、誰にでも効く特効薬みたいなものはないとしても。
あたり前のことですが、心身が健康であること。
そのため体を鍛えて、心も鍛えないといけないでしょう。
ただ、過度のトレーニングや間違った方法での体への過負荷が。
鍛えるどころか、かえってケガや痛みとなって体を壊すように。
心もまた、その方向性や方法が間違っていては。
逆に疲れがたまる、ストレスになる一方です。
このような失敗、その典型的な例が「目標を決めて進む」ということ。
ゴールやビジョンを定めて、ガンバって経営する、ビジネスすることでしょう。
というのも、たとえばアナタ自身、またあなたの周りの経営者の方で。
経営やビジネスの目標やゴール、ビジョンを持っている方は多いでしょうが。
本当の目指したいゴール、本当に実現したいビジョンを見つけて。
心身ともに元気に、ワクワクするような経営やビジネスをしている人は。
果たして、どれほどいるでしょうか?
たぶん、かなり少ないと思います。
では、どうしたら本当のゴールやビジョンをつくって。
心身ともに健康で、モチベーションも高く、テンションも上げながら。
ゴールやビジョンに向けて行動できるのでしょうか?
実は。このことについてのレポートを書きました。
かなり久しぶりの「2横レポート」です。
A4版20ページのものですが、本日(1/28)完成しました。
次回は、そのレポートについてブログします。
ではでは。また。
2代目による2代目のためのHOT!でホンネが語れるコミュニティ広場!こちらは2代目経営者や2代目社長の方のための実践とお役立ち情報満載!「2代目横丁」です。お気軽にお立ち寄りください。
2015年1月28日水曜日
2015年1月13日火曜日
2015年を考える
2代目横丁ドットコムのブロガー。
また「チーム2代目横丁」の代表者、2代目「横丁の師匠」です。
旧年中は、2代目横丁をご覧いただきましてありがとうございました。
本年も、よろしくお願いします・・・というご挨拶もそこそこに。
先週の月曜日に、仕事始めとなって。
連休をはさんで1週間、まだ年賀まわりに奔走しています。
そんな中、年末から気になる記事がありまして。
ぜひアップしておきたいと思って、キーボードを叩いております。
それは、大手信用調査会社の「東京商工リサーチ」の記事です。
まず下記の統計データをみて下さい。
2013年 倒産件数 10,855件
2013年 休廃業解散数 28,943件(東京商工リサーチ調べ)
倒産、というのは。
ご存じのように、資産より負債が上回る負債超過の状況で。
資金がまわらなくなり、支払いができなくなって。
事業停止をしてしまう、このような状態です。
それに対して休廃業解散、というのはどういうことかというと。
資産が負債を上回る資産超過の状況でも、事業停止したということです。
企業がその名や体を消していくのは。
大きく分けて、この2つです。
この他に「第3の道」として、M&Aがありますが。
これについては、個人的に深く思う点があって。
正直なところ、今の「M&Aブーム」の影というか。
昨年、実にナマナマしい、そのウラ側を体験したので。
ご要望の方がいれば、そっと、直接お伝えします。
※リクエストは、トップページにあるアドレスまでメールを下さい。※
ということで、本題に戻ると。
私が気になった、というか驚いたというのが正確ですが。
要するに、倒産企業<休廃業解散企業、であって。
それも2.6倍もの格差があるという、この現実です。
そう、私たち「2代目横丁」では。
起業家だ!ベンチャーだ!と世間は言うけれど。
2代目のボンボンが、力もないのに親の七光りで!
飲み屋のネーちゃんだ!組合だ!青年団体だ!と騒ぎやがって!
と世間から白い目でみられ、揶揄や批判されようとも。
また。世襲の経営者、議員、芸能界、花柳界で2代目が「大バカ」をやれば。
だから2代目は!と十把一絡げ(じっぱひとからげ)にあしらわれようとも。
※そりゃ~「小バカ」や「中バカ」はやりますが。
※多くの2代目経営者は、さすがに「大バカ」は・・・。
※いや、ゴメンナサイ。意外と現実には少なくないです・・・m(_ _)m。
事業の継承者として、人並み以上の苦労はしているんだ!
逆に言えば、苦労する気がないなら2代目など継ぐな!
とお伝えしているのですが。
その一端が、会社経営を継承させない、という経営者の増大。
先行きの見通しもなく倒産する前に、という考えの表れがこの数値です。
一昔前なら、せっかくの資産だから、会社だからと。
良かれと思って、子どもや身内に継がせようとしたのに。
今や。こんな苦労はさせたくない、というのが親心になりました。
おそらく、昨年(2014年)も。
倒産件数は前年(2013年)より減少して、7年連続の低下となって。
反対に、休廃業解散件数は対前年で増加では?と思っています。
大企業が「わが世の春」を謳歌して、本格的な景気回復を予想する一方で。
中小企業は受難の時代、まさに「厳冬の冬」が本格化しそうな2015年。
このような予感が、ひしひしと身に迫る今日この頃です。
また「チーム2代目横丁」の代表者、2代目「横丁の師匠」です。
旧年中は、2代目横丁をご覧いただきましてありがとうございました。
本年も、よろしくお願いします・・・というご挨拶もそこそこに。
先週の月曜日に、仕事始めとなって。
連休をはさんで1週間、まだ年賀まわりに奔走しています。
そんな中、年末から気になる記事がありまして。
ぜひアップしておきたいと思って、キーボードを叩いております。
それは、大手信用調査会社の「東京商工リサーチ」の記事です。
まず下記の統計データをみて下さい。
2013年 倒産件数 10,855件
2013年 休廃業解散数 28,943件(東京商工リサーチ調べ)
倒産、というのは。
ご存じのように、資産より負債が上回る負債超過の状況で。
資金がまわらなくなり、支払いができなくなって。
事業停止をしてしまう、このような状態です。
それに対して休廃業解散、というのはどういうことかというと。
資産が負債を上回る資産超過の状況でも、事業停止したということです。
企業がその名や体を消していくのは。
大きく分けて、この2つです。
この他に「第3の道」として、M&Aがありますが。
これについては、個人的に深く思う点があって。
正直なところ、今の「M&Aブーム」の影というか。
昨年、実にナマナマしい、そのウラ側を体験したので。
ご要望の方がいれば、そっと、直接お伝えします。
※リクエストは、トップページにあるアドレスまでメールを下さい。※
ということで、本題に戻ると。
私が気になった、というか驚いたというのが正確ですが。
要するに、倒産企業<休廃業解散企業、であって。
それも2.6倍もの格差があるという、この現実です。
そう、私たち「2代目横丁」では。
起業家だ!ベンチャーだ!と世間は言うけれど。
2代目のボンボンが、力もないのに親の七光りで!
飲み屋のネーちゃんだ!組合だ!青年団体だ!と騒ぎやがって!
と世間から白い目でみられ、揶揄や批判されようとも。
また。世襲の経営者、議員、芸能界、花柳界で2代目が「大バカ」をやれば。
だから2代目は!と十把一絡げ(じっぱひとからげ)にあしらわれようとも。
※そりゃ~「小バカ」や「中バカ」はやりますが。
※多くの2代目経営者は、さすがに「大バカ」は・・・。
※いや、ゴメンナサイ。意外と現実には少なくないです・・・m(_ _)m。
事業の継承者として、人並み以上の苦労はしているんだ!
逆に言えば、苦労する気がないなら2代目など継ぐな!
とお伝えしているのですが。
その一端が、会社経営を継承させない、という経営者の増大。
先行きの見通しもなく倒産する前に、という考えの表れがこの数値です。
一昔前なら、せっかくの資産だから、会社だからと。
良かれと思って、子どもや身内に継がせようとしたのに。
今や。こんな苦労はさせたくない、というのが親心になりました。
おそらく、昨年(2014年)も。
倒産件数は前年(2013年)より減少して、7年連続の低下となって。
反対に、休廃業解散件数は対前年で増加では?と思っています。
大企業が「わが世の春」を謳歌して、本格的な景気回復を予想する一方で。
中小企業は受難の時代、まさに「厳冬の冬」が本格化しそうな2015年。
このような予感が、ひしひしと身に迫る今日この頃です。
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